「イナタい」という言葉にどんなイメージをお持ちでしょうか?
もともと「田舎」と「野暮ったい」の合成語だという説や、関西の方言で音楽を評するときに使われた、など諸説あるみたいです。
「イナタい」をファッションに置き換えると「ダサカッコいいorダサかわいい」みたいなニュアンスになるのでしょうか。完全に主観なのですが、そんな「イナタい」ファッションを良しとしている気運がここ2,3年高まっている気がします。
「イナタい」ファッションの代表例であるバレンシアガ、2018年プレフォールのオフィシャルルック。このおじさんのモデルも、デニムの野暮ったさも、コートのダボっと感もすべてが「イナタい」(笑)
いくら服装が自由な職種とはいえ、会社員としてさすがにここまでの格好をする勇気はない&そもそもそんなハードル高めなオシャレができるほどの器量がない僕にとって、「イナタさ」を手軽に取り入れられるのが「ヘリンボーン」です。
このジャケットもきっと5年くらい前なら「野暮ったい」だけだった気もします。今なら、いわゆる昔の「おっちゃん」ぽい服もなんとなく(オッケーだと信じて)着ています(笑)
だからこそ、少しでも"シュッと"して見られたいという願望があり、基本的にシルエットは気を付けるようにしています。
コート一つをとっても、まっすぐタテに落ちるトレンチよりもステンカラーのほうが、スタイルが良く見えるAラインが作りやすかったり。
25歳になったばかりなのになぜか「大正っぽい」と言われてしまうので、"シュッと"して見られる着こなしを日々模索しております。。。
CREDIT:
コート/ヴィンテージ(この日と同じ)
ジャケット/NEW YORKER(叔父からのおさがり)
タートルニット/graphpaper
パンツ/ヴィンテージ
シューズ/addidas MUNCHEN
メガネ/OG×OLIVER GOLDSMITH(この日と同じ)
柳田 啓輔
ミモレ唯一の男子。鹿児島出身ですがお酒は強くなく、平成5年生まれの昭和顔だと思っていたら最近は大正っぽいと言われるようになりました。学生時代からトラッド、ストリート、モードと、色々と迷走してきましたが、今は社会人として見られる格好を心がけようと、さらに迷走中。ミモレの新人として日々是鍛錬で精進していきます。