プティ・ミモレッタ バタやんの「読みごろFRaU」

2015.8.30

気の晴れない日は「香り」が足りてないのかも

香りがある日とない日がありませんか。私は、締め切りに追われる日が続いたりすると、視覚が9割!みたいになって嗅覚がおろそかになる気がするのです。私にとって嗅覚は精神的な余裕のバロメーター。
寝不足だけど大事な撮影、というような日は、香水をつけて出かけたりします。栄養ドリンク以上のシャキッと感。香りをつけると、まわりの匂いにも敏感になるんです。雨が近づいている匂い、電車の隣の人の柔軟剤の匂い、家に帰ると玄関に漂ってくる旦那が食べたらしい「ぺヤング」の匂い……とかとか。

そんなわけで、香水は見るのも、話を聞くのも好きです。
9月号のFRaUでは、久しぶりに香水の記事を担当しました。新作フレグランスをセレクトしてくれたのは、ビューティエディターの平輝乃さん。

(「Live it up!=人生を贅沢に楽しむ」フレグランスセレクション)

この中で私の個人的なイチオシは写真右上のザ ディファレント カンパニー コレクション エクセッシブ アイ ミス ヴァイオレット オードパルファム(50ml ¥24000/フォルテ)←名前長っ! 実は私はこの企画で初めて知ったのですが、平さん曰く「上質な香り作りで定評のある気鋭のブランド、ザ ディファレント カンパニー」。その最上級ラインであるこちらは一筋縄ではいかない複雑な香りでした。高級なヌバックレザーのような動物的な香りに、スミレ、ミモザ、イリスなど軽やかなお花の香りが絡み合って、アタックは官能的な印象ですが柔らかい印象に変わっていきます。

(こちらは「Fall in love=恋に落ちる予感がする」フレグランスセレクション)

右下のシャネルのチャンス オー ヴィーヴ オードゥ トワレット(50ml ¥9000)は、チャンスのシリーズのなかでももっとも「嫌いな人のいない香り」とも言われています。グレープフルーツが印象的で、はじけるような若さの中にある不完全さやひたむきさを収めたという調香は、まさにキラキラするような前向きさを塗布してくれます。

そんな私の現在のヘビーローテーションはこちら

(シャネルのチャンスのほかは、スミレとスズランの茶目っ気のある香り)

一番右がメゾン フランシス クルジャンのア ラ ローズ オードパルファム(70ml ¥28080/ブルーベルジャパン、10月1日発売)、アニック グタールのラ ヴィオレット オードトワレ(50ml ¥12900/ブルーベルジャパン)、一番左がミュウミュウ初のオードパルファム(50ml ¥10400/コティ・プレステージ・ジャパン、11月4日発売)。

急に秋めいてきましたし、香りをもっと楽しみたい、そんな余裕をもっていたいですね。