2016 Jan. 3

「おしゃれ更年期」の
楽しい過ごし方

先日のダイアリーで、「タートルニットと私の復縁」について、書かせて頂きましたが、頂いたコメントの熱さに、もしかしたらこの件についてはきちんと特集しなくてはいけないな、と思いました。

そうなんです。「私」と、別れたりくっついたりするのは、タートルニットだけではないのです。イベントや、インスタグラムやもちろん、ミモレにもこんなご質問を頂きます。「最近、何を着てもしっくり着ません」。そうです。わかります。私も、おそらくその「おしゃれ更年期」とも言える、嵐のような変化を体験したからです。

体重は変わらないし、私の場合は、むしろ少し痩せたくらいなのですが、今までの服がことごとく似合わない。前から見ても、横から見ても、後ろなんて絶対見たくないけれど、ふとした瞬間に目に入るバックスタイルに、ものすごく落ち込んだりして。いつもは5分でできた、次の日のスタイリングが、30分かけてもフィニッシュできなかったりして。
この辛い2年間を自分なりに、もう1度私自身の状態を見つめ直し、目指す女性像を確認すると。霧が晴れたみたいに、新しい自分、そしておしゃれに出会えます。

これ、本当の話。

なので、イベントなどで「似合う服が急に見つからない悲しさ」を訴える方には、こうお伝えしています。「2年耐えてください」そして続けます。「諦めずに、探し続けてください。前の自分より、もっと自分と自分のスタイルを好きになります」と。

この作業をやるかやらないか、これは50代のファッションを大きく変えます。もし、読者のみなさまが、こんな嵐の只中にいるのであれば、是非、コメントをお寄せくださいませ。お会いしたことがないお1人お1人に個別にお答えするのは難しいのですが、特集としてお答えしたいな、と思います。

今日は、最後に1つの事例を。
例えば私とグレー。もう、こんなに好きな色はない、というくらいグレーに忠誠を誓ってきましたが、40歳になったときに、「あれ??」と思うことが多くなりました。今までのグレーのニットが、顔色をくすませる!?

それまで着ていたのは、かなり濃度の深い、チャコールグレー。写真の右端2枚くらいのニット。30代半ばからずっと、伴走してくれたこの色が、何も言わず、私のそばから去っていきました(笑)。
さまざまな試行錯誤を重ね、今の私のグレーは、真ん中より左のようなアイスグレーになっています。人によってベーシックカラーは違うと思いますが、今までの色が似合わない、と思ったときには明度を上げてみる、というのは大切だと思います。

小物使いやボトムスのシルエット、コートの選び方など、まだまだ私なりのセオリーがあるので、近々ご紹介しますね!

ちょっと長くなりましたが、ある年齢になると、身体やメンタルの変化で訪れる、まるで更年期のような変化が、ほとんどの女性のおしゃれにも訪れます。逃げず、恐れず、けれどうまい具合にやり過ごし、そして諦めずにいれば、霧は晴れる、ということを経験者としてお伝えしますね。
 

大草 直子

  • 母の正月ごちそうが続いたので、今日は、粗食で(笑)。と、スーパーへ買い出しに。最近のグレーは、透明感のある、こんな青がかったグレーのグラデーションで。実は自宅もこんな色味。
  • 蜜月を過ごしたチャコールグレーも、ほかの色を加えれば今でも現役♥ 色で言うと白が大正解ですが、もしかしたら、このバグッタのブラウスのようなシルク=光沢のある素材が大切なのかも。
Today's pickup

なんて暖かい2016年。晩酌のビールが美味しいこと♥

CREDIT :

ニット/ドゥロワー
ベスト/ロレーナ・アントニアッツィ
パンツ/マカフィー
サングラス/ノーブランド
バッグ/ロエベ
スニーカー/ニューバランス