「ボーダー」の着方。
黒×白の場合
北は札幌まで伺った、今回のイベント。たくさんのみなさまにお会いして、まず第一印象。本当にミモレには「素敵な読者の方が集ってくださっているんだなあ」ということ。おしゃれなことはもちろんなのですが、みなさま瞳がキラキラして、一生懸命話を聞いてくださる姿勢に、本当に感動し、また婦人、舞台上で目頭が熱く。
私たちは忙しい。ファッションが一番でなくても、美容のことを1日考えてなくても良いんです。仕事から急いで帰宅して、さまざまな家のことを終え、化粧だけ落として倒れ込むように寝てしまうことも、ときにはあります。「授乳中で、思うようにおしゃれが楽しめないんです」と言う方もいらっしゃいました。けれど、それで良いのです。
さまざまな選択肢があり、そして制限があるミモレ世代の私たち。その都度プライオリティを、自分で決定していけばいい、と思います。そんなメッセージも、イベントでお話ししたつもりです。
と、ものすごく前置きが長くてごめんなさい。イベントでボーダー着用率が高かったのを拝見して、今日はボーダーの話を。触りでイベントの話をしようとしたら、こんなに長く(汗)。
ピッチ(幅)の太さ、色(ネイビー、黒×白が多いですよね)、そして襟のデザインや、もしくは素材で、とてもトラッドな印象にも、そしてモードなイメージにもなるボーダー。
セントジェームスに代表されるような、コットンのボートネック、ネイビー×白のカットソーは、男の子っぽい、フレンチカジュアルなイメージにぴったりです。白のカプリ丈のパンツや、あえてミモレ丈のスカートに合わせても。逆に、洗いざらしのデニムで、「家着(いえぎ)」にならず、とびきり格好よく着られたら、とっても素敵。かなり難易度が高いかもしれません。
私が今日着ているような黒、しかも太すぎず、細すぎずの黒×白のボーダーのニットだと、気持ちモードに振れます。「真っ赤なくちびる」やレザーブルゾンなども良く似合います。ボトムスをボトルパンツやマリンパンツなど、旬のものにしても受け止めてくれます。かつ、「いきすぎ」にならないところが◎。
こうしたベーシックでオーセンティックなアイテムこそ、ほんの少しのディテールでイメージが変わること、楽しみたいと思います。
ブルゾン/バレンシアガ
ニット/ドゥーズィエムクラス
パンツ/ドレステリア
バッグ/マルティニーク
パンプス/マノロブラニク
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