ここ最近、リアーナしかり、マライアしかり、歌姫たちの激太り報道が話題になっていますよね。有名人だからというだけで、太ったことがニュースになってしまうなんて大変だし、ほんと余計なお世話だとは思うのですが。んが、しかーし! インターネットでみつけた、マライアの最新ライブ映像が、あまりにも「……!」だったので、ご紹介させていただきたいと思います。
コンサートのステージに立つマライアは、複数のバックダンサーたちに囲まれて『Honey』という曲を歌っているのですが……。明らかに、何も踊ってない(笑)。現在119キロに達したという身体が重くてもはやハイヒールでは支えきれないのか、リズムを取るときも脚はほぼ動かず、手の上下運動だけ。そしてマライアを抱きかかえるはずの男性ダンサーも、ひとりでは抱えられないようで、よく見ると他のダンサーの上に「よいしょ」という感じでマライアを乗っけてるんですね〜。
インスタグラムに投稿された、マライアのライブ動画にはコメントが続々。「マライア、動こうともしてないよね(涙)」など、ファンたちは嘆いている様子。マライアを支えるダンサーが重そうにしているのと、降ろしたときのマライアの足元を気遣っている様子に切なくなります。
いや、太るのはいい、もちろん、別に。太ってもマライアは可愛い。でもさ、太ったなら太ったなりにそのボディに似合う服装があるでしょう、と思わず言いたくなります。ぴっちりしたレオタードじゃなくてロングドレスでいいし、ハイヒールじゃなくてフラットシューズでいいじゃないか。
もし踊れないなら、座って歌声を聴かせるだけだっていいはず。なぜそんなに、「セクシー」であることにしがみつくのか、と。
考えてみると歌姫って、マドンナやブリトニー、マイリーなど、みんな、「セクシーであること」に必死に見えませんか? 露出しすぎの衣装に過激化していく振り付け……もちろんかっこいいとも思うし、憧れだってあるけれど、同じ女性として、見ていて息苦しくなるときもあるのです。
58歳のマドンナは、明らかに美容整形しすぎだし若い男性に固執しすぎでなんだか怖い。マイリーも、最近は婚約者のリアム・ヘムズワースとの恋愛ですっかり落ち着いたけれど、一時は下品な衣装や振り付けで世間からヒンシュクを買っていたし。
それって、ディーバには女優と違って、時代のポップアイコンであり続けなければならないという宿命があるからなのでしょうか。
でも同時期に体型がふくよかになったリアーナは、ちゃんと現在のグラマーボディを素敵に見せる服装にアップデートして、逆に「女らしくてセクシーになった」と賞賛を浴びているしなあ。結局、冷静に俯瞰で「いま」の自分を観察して自己プロデュースができることが、スターであり続けるための資質なのかもしれません。それはセレブだけでなく、このコラムでも何度かお伝えしているように、私たちミモレ世代にとっても大事なこと、ですよね。何でも分析グセがあって自分に寄せて考えてしまうサガの私は、マライアの体型変化のニュースから、そんなことを思ったのでありました。
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