ホテルを移動。
素晴らしい景色とインテリア!

イタリア4日目は、ホテルを移動。フランチャコルタの製造ブランドの中でも最大手、ベラヴィスタが経営する、L’ALBERETAというホテル。5つ星の、けれどイタリアらしい、まるで「homeのような」ホテルです。エントランスが隠れ家のような佇まい。アメリカ資本の大型ホテルだと、入口のプレゼンテーションがかなりどーーーーんとしているのですが、この感じ、好きです。

丘の中腹にあり、ベストビューは、眼前に広がる緑。まるで森の中にいるようです。旅はいつも、海に行くことが多いので、この景色も新鮮(笑)。昼は、ローカルの方も「こんなに暑いことはない」というくらいの気温。朝晩は、やっぱりこれだけ緑があるからでしょうか。少しほっとできるほどには、暑さも和らぎます。

さて。このホテル、スパも素晴らしいのですが(最新医療、最新美容医療、そして東洋医学や東洋美容のメソッドをミックスしたオリジナル。食事も、栄養士、医師が考えたメニューを3食とり、1週間滞在し、本格的なダイエットやデトックスをする人も多いとか)、私的にインスパイアされたのは、古いものと新しいもの、ヨーロッパと東洋がミックスされたインテリア。色や素材、柄など、~~テイストとカテゴライズできない、個性と美しさがあるのです。建物の中に、光と影が存在するのも、やっぱり好きです。

そして! メインダイニング、レオネ・フェリーチェのお食事。イタリアプーリア州出身のシェフ、ファビオが作る料理は、日本の懐石料理にも似て、五感で楽しめるもの。香り、そこから想像するファーストバイトとのコントラスト、そして繊細で深い味。器とのマッチングなど。私、食いしん坊ではあるのですが、食に関しては門外漢なので、あまりこういうコメントも控えているのですが、本当に本当においしかった! って、結局コメントはおいしい! なのですが(笑)。実際頂くと、さまざまな言葉やストーリーが浮かんでくるような。とてもアカデミックなお料理でした。思わず感動をシェフに伝え、日本に是非いらしてください、と熱く語ったら、ちょっとびっくりされていた(笑)。

というわけで、イタリアも最終日。これから、週末を使って短いバケーション。ポルトガルに向かいます!

大草 直子

  • スパでもチャイニーズメソッドを採用しているからか、そこかしこにシノワズリの香りが。暖炉の前の好きなコーナー。少しデッドスペースのような場所がたくさんあります。
  • これは、メインダイニングから見た眺め。日本の山の風景にも似て、優しく穏やかなグリーンが続きます。夜には外がライトアップされ、夜遅くまでゲストがおしゃべりを楽しんでいました。
  • メインダイニングのエルメスのシルクスクリーン。それぞれの場所に、色のテーマがあるのか、オータムカラーのインテリアがとてもきれい。落ち着いてお食事を楽しめます。
  • はからずも、インテリアと同じ色のスタイリングのバタやん。イタリア語でオルタンシアという、あじさいのような花が、そこかしこに飾ってありました。それだけで、フレッシュでとても居心地がよくなりますね。