思わず、電車の中で見入ってしまった、
ボッテガ・ヴェネタのムービー
イタリアのアトリエにも以前お邪魔し、職人の手仕事も実際に見せて頂いたり。初めてのミラノコレクションでも、もちろんショウを拝見したり。ラッキーなことに、ボッテガ・ヴェネタのもの作りや価値観、伝えたいメッセージに近くで触れる機会が多くありました。私自身、ブランドで何かを選ぶことはありません。とにかく新しいものを持つことに意義があるとも思いません。
なぜなら。
「~~のバッグを持っていた大草さん」ではなく、選んだその日のファッションが自然にフィットし、楽しそうでポジティブな人として印象に残ったほうが、ずっと嬉しいからです。実は、このメッセージはボッテガ・ヴェネタがずっとプロダクトに込めている価値観だと知ってからは。先に述べたようなチャンスを、折々大切にしてきました。ブランドが、「その人」の前に決して出てはいけない――その考え方は、上質で真摯で誠実はもの作りや、ロゴやモノグラムを持たない、シックで美しいデザインに生かされています。
もちろん。それらはプライスに反映されるので、決して安いものではないですが、シューズやバッグ、そしてアパレルも、少しずつ少しずつ大切に集めています。静かで上品な佇まいは、何年経っても古くならず。5年前のものであっても、新鮮な気持ちで使い続けています。
さて。そんなつかず離れず、いつも憧れとリスペクトの気持ちを持って(個人的に(笑))お付き合いさせて頂いているボッテガ・ヴェネタのムービーがあまりに素敵でご紹介させてください。
クリエイティブ・ディレクターを務めるトーマス・マイヤーと、気鋭のアーティストがタッグを組んで作った、幻想的でファンタジックなムービー。声高にメッセージを語るのではなく、こうしたやり方で、「ブランドの今」を表現するやり方、さすがです! 通勤時間が長い私。電車の中でイヤフォンをし、じっくり見てしまいました。まるでショートムービーを見ているような豊かな時間を、是非♡
今日着ているのは、ボッテガ・ヴェネタのスプリングコート。長さをたっぷりとった、トープ色のお気に入り。
お問合せ先/ボッテガ・ヴェネタ ジャパン
tel. 0120-60-1966
コート/ボッテガ・ヴェネタ
ニット/コス
スカート/アストラット
バッグ/トゥモローランドで購入
サンダル/プラダ
Comment