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今、女性の間で「大人の矯正」が大人気な4つの理由

 

ピアノ、習字、バレエなどお稽古事をたくさんしていた子ども時代。「あの時に真剣に学んでおけば良かった」という想いが今、「大人の習い事」として大人気なのだとか。その情熱は治療やケアの領域にまで及んできており、中でも「大人の矯正」が注目されています。
「大人になって歯の矯正にいらっしゃる患者さんは3〜4年前から増えていますね。30代後半から40代の女性の方が多いですよ」と語るのは、日本矯正歯科学会認定医・アラインテクノロジー社クリニカルスピーカーの松岡伸也先生。なぜ、今、歯の矯正なのか。その背景にある新しい治療方法について教えていただきました。

 


なぜ、歯の矯正は必要なの?

 

「歯に関する関心が低く、矯正をしている日本人は欧米に比べまだまだ少ないのが現状です」と語る松岡先生。患者さんの歯の治療を行う傍ら、日本でも2006年から導入しているインビザライン矯正、いわゆるマウスピース矯正の普及活動に取り組んでいます。

「そもそも、歯の矯正がなぜ必要なのかということを皆さんと一緒に考えてみたいと思います。見た目的な要素は大きいですよね。歯並びがきれいな人=セルフコントロールができている人という見方をする欧米では、歯並びにおいての意識が高く、治療やケアは身近なものになっています。
だから、症状が軽いうちに治療を行うという考え方が当たり前。虫歯も矯正も同じことで、 “ちょこっと矯正”というのが可能なのが欧米の特徴ですね。『歯の矯正をちょこっとなんかでできるの?』と思いますよね。答えは『YES』。前歯がずれている、噛み合わせが悪いなどという症状は、ちょっとの治療で治すことができるんですよ。

歯並びが整うということは、見た目がキレイになる。他には噛み合わせが良くなりますよね。すると、おいしくご飯を食べられます。歯周病予防を始めとする口腔内環境も整うし、肩凝りや首の痛みも軽減することもあります。矯正をすることで、QOL(生活の質)を高めることができるのです」。
 


実は、大人の矯正人口は増えている!?

 

「具体的な数字を挙げてお話しましょう。歯の矯正を行う日本人は年間30万人程度と言われていて、およそ40人に1人が矯正を行なっているという計算です。一方で、海外の矯正人口を調べてみると、例えば香港では約740万人の人口に対して矯正人口は日本と同じ30万人。24〜25人に1人の割合で矯正を行なっている。この差は大きいですね」。

世界に比べ、矯正人口が圧倒的に低い日本。ですが、ここ最近、変化が表れていると松岡先生は言います。
「日本でも矯正を行う人口がここ数年で増加傾向にあります。僕が担当していた矯正患者を年代別に調べてみると、

10代   10%
20代   60%
30代   15%
40代以降 15%

圧倒的に20代が多いのですが、注目すべき点はここ3〜4年の間に30代以降の数字が増えていること。しかも圧倒的に女性が多いというのも特徴です。
その理由は『大人になっても歯の矯正ができる』という事が認知された結果だと考えられます。幼少期の頃に歯の矯正を諦めた大人たちが、“今からでも遅くない”とクリニックの門を叩く人が増えているのです」。

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