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歯の矯正がバレずにできる最先端マウスピース矯正の基礎知識&体験談

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いざ決意したものの、さまざまな課題が山積みで実際に治療を始めるには時間がかかるという「大人の矯正」。「口元のコンプレックスを払拭できれば、自然な笑顔に、そして自分自身の自信になるでしょう」と語るのは、日本矯正歯科学会認定医・アラインテクノロジー社クリニカルスピーカーの松岡伸也先生。
松岡先生がおすすめするマウスピース矯正「インビザライン」とは? 矯正しながらでも笑顔が素敵になれる、まさに大人のための治療法を紹介します。

 


歯の矯正は年齢でなく、骨の状態が良ければいつでもできる

 

「歯の治療、特に矯正についての質問は多く、一番多いのは『何歳くらいから始めるのがベストなのでしょうか? 』という質問です。ご自身もそうですが、お子さんをお持ちの方はやはり気になりますよね。若ければ若いほど歯が動きやすいというメリットがあること、さらに治療の期間や費用を考慮すると、早いうちに治療に取り掛かることをおすすめします」と松岡先生。

「ですが、年齢だけに縛られて諦めることはありません。大人になると治療ができないというわけでもありません。実は、歯の矯正は年齢よりも歯の状態の方が大事なのです。
歯を支えているのは歯茎だけではありません。歯全体を支える【歯槽骨(しそうこつ)】と歯と歯槽骨の間にあるクッションのような役割を持つ【歯根膜(しこんまく)】があります。歯を動かすにはこれらの組織に負荷をかけるため、この2つの組織の状態が健康でなくてはなりません。
例えば、若くても歯周病などの疾患がある場合、矯正ができない場合もあるのです。つまり、これら2つの組織がしっかりしていれば、大人になっても矯正は可能なのです」。


歯の矯正がバレない「インビザライン」ってどんな治療?

 

今、最先端の矯正治療『インビザライン』とは一体どのような治療法なのでしょうか? 「簡単にいうとマウスピース型のカスタムメイド矯正です。プラスチック製のマウスピースを歯に装着して、歯を整えていきます。200〜250ミクロンの力で歯に力を加えて少しずつ移動させます。700万件の症例を元に歯に最適な力を与えられるよう、コンピューターを用いて作られたマウスピースを約2週間おきに付け替えて歯列を矯正していきます。

インビザラインの治療法は上下の歯を治療する一般的な治療法のフルコースタイプの他に、上下前歯5本づつを矯正するライトタイプ「インビザラインGO」の2種があります。

【インビザライン】上下の歯全体を治療したい方、一般的な治療法
【インビザラインGO】前歯のみ、または以前矯正していたが、もう一度整えたいという方

マウスピース矯正の素晴らしいところは、何といっても人に知られず理想の歯並びが叶うこと。先に話したように、ワイヤーの矯正器をつけなくても良いというのは見た目のストレスから大いに解放されます。大人になってから矯正をしたいという人のほとんどがインビザラインを希望しています」。