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風の時代にご縁と幸せを運ぶ食事とは【開運おにぎりレシピ】

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大阪の枚方市に「開運ごはん・神様ごはんのお店」と銘打つ料理店があるとか。聞けば、そこの料理を食べると「体調が良くなった」「気分が晴れた」「願いが叶った」という人が大勢いて、その噂を聞きつけた人が全国から訪れるというではありませんか。
そのお店の名は「御食事ゆにわ」。料理人ちこさんが仲間と共に立ち上げたお店で、食材から調理法まで徹底的にこだわった料理を提供し続けて、今年で開業15年目を迎えるそう。
「食べ方が変われば、生き方が変わる」をモットーに料理にパワーを込めるちこさんに、食事と開運についてお話を伺いました。

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料理人ちこ
大阪府出身。17歳のときに塾の先生が作ってくれた塩おむすびをきっかけに料理に目覚める。「食を変えると人生が変わる」という自らの体験を経て、大学卒業後、20代で同じ志をもつ仲間と大阪府枚方市楠葉に「御食事ゆにわ」をオープン。ゆにわ=”斎庭”とは古神道の言葉で、“祭事などの際、神様をお招きする場所”という意味があり、店名を「ゆにわ」と命名。次第に、ここで食事をすると開運する、願いが叶うと評判になり、日本全国、海外からもファンが訪れている。「食と生き方」をテーマにセミナーやオンラインサロン、YouTubeなどSNSでの発信と、精力的に活動して食の大切さを広めている。また、自分を食の世界へと導いてくれた恩師の学習塾「大学受験塾 ミスターステップアップ」の食堂も現在運営をしており、日々受験生たちを見守りながら食事の面でサポートを続けている。 書籍『神様とつながる 開運ごはん』(神宮館)、『美味しいごはん』(サンマーク出版)、『願いをかなえる 開運ごはん』(三笠書房)など著書累計は17万部を突破。
オフィシャルサイト:https://tico-yuniwa.com/seminars-events/school/
オフィシャルブログ:https://blog.tico-yuniwa.com
大学受験塾 ミスターステップアップ:https://mrstepup.jp


開運とは「ご縁を運ぶ」こと。縁をもたらす食事が「開運ごはん」


編集部 「御食事ゆにわ」のお料理を食べて、「人生が変わった」という方が多くいらっしゃいますが、今もそういうお便りが続々と届けられているそうですね。

ちこさん はい、おかげさまで心温まる手書きのお手紙をいただいたりもして、本当に嬉しく思っております。「考え方が変わって生きやすくなりました」とか「60代を超えて改めて残りの人生で何を食べたいかが決まりました」という方もいらっしゃいましたし、念願のお子さんが授かった、就職が決まった、検査で食物アレルギーの反応が出なくなっていた、といったお話も伺って、私のほうが驚いているくらいです。もちろん「ゆにわ」の食事を食べただけで、そうした奇跡が起こったというわけではないと思いますけど、その方たちが「ゆにわ」の食事からパワーを得たと思ってくださったことがとても嬉しいし、励みになります。

編集部 まさに運を開く「開運ごはん」ですね。ちこさんが考える「開運ごはん」とはどんなものですか。

ちこさん 開運の「運」は運ぶと書きますよね。何を運ぶかというと、「ご縁を運ぶ」のだと私は思っています。縁を運んできて、人と人をつなぐ、人とものをつなぐ、人と場所をつなぐ。それが運を開いていくことにつながります。開運していない状態というのは、そのつなぐパワーがない状態。人と人がうまく出会わない、よいものに出会えない、自分が発展できる場所との出会いがない、こういう状態は運気が下がっているとき。

じゃあ、そういうご縁を運んでくるようなごはんって、どんなものなんだろうって考えたとき、「運ぶ」というのは「循環する」ということでもあって、それって日本の四季がそうだなって思ったわけです。春夏秋冬が順番に巡ってきて、それは誰かが操作しているわけではなく、自然の営みですよね。その季節ごとにとれる食べ物、つまり旬の食材をありがたくいただくことが「開運ごはん」ではないかなと。

医学も科学も発達した現代は、これを食べたらこういう成分が体のどこに効くみたいに、頭でっかちに小難しく考えがちですけど、もっと自然でいいと思うんです。旬の食材は味が濃いんですよね。そういうものを移り変わる季節とともに、二十四節気といった年間行事にもなぞらえて、自分の体に取り込んでいく。そういう日本古来から継承されてきた食べ方へと変えていこう。それが私たちの一番伝えたいことですね。そうすると運気も自然と良い方向へと流れ出すと思うんです。