この連休中はイギリスを舞台にした本を読み返していました。ロザムンド・ピルチャーの「帰郷」。この本を読むのは10年ぶりくらいです。つらい場面になるとででくるのが、「お茶でも飲んで一息つきましょうよ」という言葉。こうしたときのお茶は、紅茶とビスケットくらいの簡単なものですが、生活の句読点であり、気持ちを立ち直らせる役目をしているのですね。私の場合は、ポットとティーストレーナーを使ってお茶をいれるのが、ひとつの区切りのつけ方です。ポットに熱湯を注ぎ、ティーストレーナーで出す、その「とどまる時間」が大切なのです。それぞれに自分なりのリセット法をもっていると、人生が少しだけ生きやすくなるのではないでしょうか?

20年くらい前に買った、イギリス・スポードの「ラビニア」のカップ。ブラックベリーの柄です。ティーストレーナーは青山の英国骨董おおはらで、こちらも10年くらい前に購入。ガラスの小皿をストレーナーの受け皿にしています。