いまの日本は、あなたが世界に見せたい日本ですか?

『いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~』で阿部サダヲさんが演じる田畑がラストで発したセリフは、あまりにも名言で深く印象の残るものでした。奇しくも過去の東京オリンピックを見ても開催される年は悲喜こもごも世界で問題が起こる年。

その苦難と喜びを宮藤官九郎さんらしいタッチで描いた「いだてん」は、一年延期され、予想もしなかったコロナ禍で無理矢理行われた2021年オリンピックが見事にシンクロしたドラマ。

そのクドカンさんが手がける舞台シリーズ「大パルコ人4 マジックオペラ〜愛が世界を救います(ただし屁が出ます)」の幕が開きました。

 

タイトルでお分かりの通り、失礼ながらとてもくだらなく笑えるんです・・・例えで言えば、5歳の甥っ子が「ウン●」とか「チン●●」とか叫んでるくらいの勢いにも似てる感じ(笑)。舞台上のカオス感が「一体何よこれ!」と叫びたくなるくらいのくだらなさなのですが、ここまでお腹を抱えて笑ったの、一体何年振り?笑いを失いかけていた私には免疫力アップしたのは間違いなく・・・(笑)

でもクドカンさんがすごいのは単に「くだらない」が「くだらない」で終わらないところ。

このコロナ禍の生きづらさや、『多様性』を高らかに主張する世の中に、一種のズレと違和感をこの物語に鋭く切り込んでます。

「僕LGBTで〜す!」とある職場の若い子が私に言ってきたことがあり、「あ〜、今流行りの?」と返したことがあります。ひどいこと言いますね?と言われるかもしれません。でも、なんでもカタカナでオシャレに、まるで流行り言葉のごとく風潮する世の中に、「待てよ」と言いたい私がいます。

そのままのあなたを受け入れたいし気にしない、わざわざ自慢することでもなければ卑下することでもない・・・つまりそういうことを私は言いたかった。

ある人が「多様性」って重視しすぎると意見がまとまらなくなるんだよね〜と言ってましたが、確かにそう。

私たちが求めてる「多様性」って一体何なのでしょうか?

流行り言葉に振り回されることなく、一過性になることなく、その本質を見極めたいところです。