ミモレで2021年に公開された記事のうち、特に人気があったものをご紹介します。よろしければぜひご一読ください。
取り上げているテーマはいいのに、なんだか読みにくいと感じる文章ってありますよね。今日は、これさえ心掛ければ、「読みにくい文章」が「読みやすい文章」に変わる、ワンポイントをご紹介します。
・読みやすい文章ってなんだろう
・便利すぎる「のですが」の罪
・「が」は「〜にもかかわらず」の意図だけに使う
・逆接じゃない「が」を削って文を切ると、自然と「一文一義」になります。
・今日のBata’s Point
読みやすい文章ってなんだろう
文章は、短ければ短いほど読みやすい。一文も、短ければ短いほど読みやすいんです。こう言ってしまうと元も子もないんですが、長いとそれだけでとっつきにくいですよね。表現力など、文才やセンスは二の次三の次。読みやすくしたかったら、短くすべしなのです。
例えば、外国語を覚えるとき、まずは短いセンテンスから学びます。会話でも読解でも、短ければ理解しやすく、長くなればなるほど、語彙と文法的知識が必要です。
文章を読みやすくするには、とにかく一文を短くすること、と理解はできるけど、実際書いてみると難しいですよね。どこで切ればいいのか? どうしたら簡潔になるのか? 私は編集の先輩から「一文一義」と習いました。
「一文一義」とは、“一つの文章に一つの情報だけを書く”ことです。一文を長々とつなげずに、一つの情報で文を切るようにすると、簡潔でわかりやすい文章になる、という教えです。
例えば、私の「今日のコーデ」の文章を事例に、悪文と改訂案をご紹介します。
途中から読み飛ばした方……正直に手を挙げてください。いいんです、いいんです。こういう区切りのない喋り方、ついしちゃいますよね。でも文章になると、さらにまどろっこしく、もたついた印象に。共感どころか不快感を与えてしまうかもしれません。
「一文一義」で書き直してみます。
かなりすっきりとしました。
このように「一文一義」を念頭に置いて、自分の書いた文章を推敲すれば、ぐっと読みやすくなります。しかし、「わかっちゃいるけど、ついつい一文が長くなっちゃう」人へ、これだけ気にすればOKという秘策をお伝えします。
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