女性特有の不調ってどんなもの?


妊娠・出産だけでなく、女性らしい身体づくりなど、年齢に伴う身体的な変化を起こしたり、女性の全身を守ってくれる「女性ホルモン」。一方で、月経前症候群(PMS)、更年期症状、更年期後の諸症状など、ライフステージ毎に訪れる様々な心身の不調にも女性ホルモンが影響しています。

【女性の一生における女性ホルモンの変動と、その時期に起こりやすい不調】

では、PMSや更年期症状にはどのようなものがあるのでしょうか。
例えば、PMSには、月経前のイライラ、身体のむくみ、食欲増進などがあります。
また、更年期症状では、急に汗やのぼせが起こるホットフラッシュをはじめ、肩こり、腰痛、疲れといった普段何気なく感じている不調も、実はその一例。
また、更年期が終わってからも、物忘れや不眠、骨粗しょう症が起こりやすくなるなど、一生を通じて女性ホルモンの影響を大きく受けるのです。
様々な心身の不調、それらは「私」の力不足なのではなく、もしかしたら女性ホルモンが関係しているのかも!?
 

一般的なセルフケア×医療機関の利用= 「新・セルフケア」


PMSや更年期症状の対処において運動や食事管理、サプリメントの摂取など、自身での一般的なセルフケアを行っている人もいると思います。
しかし、大塚製薬 女性の健康推進プロジェクトでは、女性たちの持つ力を最大限発揮するためには、一般的なセルフケアに加え、かかりつけ婦人科医を持ち、定期的に婦人科健診/検診を受けるなど、医療機関を併せて利用することが本当の意味でのセルフケアであると考え、新たな概念である「新・セルフケア」を提唱しています。

 


「婦人科検診/健診」と「かかりつけ婦人科医」。その実態は?


大塚製薬 女性の健康推進プロジェクトの調査では、かかりつけ婦人科医を持っている人は28%、定期的に婦人科検診を受けている人は21%しかいないことが明らかになりました。家庭や仕事で、様々な役割を担う女性たちは、忙しくて自分のための時間を取れていないのかもしれません。
また、家族・パートナー、所属している企業に対して「私たち女性の健康をサポートしてもらえていない」とも感じています。

こういった現実からも、女性自身が、「新・セルフケア」を取り入れ、今の自分と向き合う時間を作り、意識を変えていくことがとても大切です。また自身での対処だけではなく、家族・パートナーに相談したり、職場では女性同士で連携しながら、女性の健康課題を男性にも伝え、理解してもらうことも重要です。


「新・セルフケア」をしていると生活のパフォーマンスがUP!


食事・睡眠・運動といった日々の規則正しい生活習慣や、サプリメントの摂取に加え、医療機関を利用する「新・セルフケア」では、自身の不調に対する対処の選択肢が広げることができます。
例えば、婦人科検診/健診を定期的に受け、かかりつけ婦人科医を持つことで、自分に起きた体調の変化に対する専門家の正しい情報と対処が可能になります。

 

この「新・セルフケア」を実践している人は、「一般的なセルフケア」のみの人に比べて、「仕事、家事のパフォーマンスが安定している」と答えた割合が多く、“自然体で過ごせる”、“人に対して思いやりが持てる”など「生活への満足度」も高いことも分かっています。

女性のエンパワーメントを目指すために、私たちひとりひとりが自分の心身への理解を深め、行動していくことが、第一歩です。


「女性の健康に寄り添う」プロジェクト活動

女性の健康推進プロジェクトは、企業に向けた講演活動、ならびに生活者に対してのヘルスリテラシーを向上させるセミナーも、全国で実施しています。

女性が社会や家庭で快適に生活するための一つの方法として、大塚製薬では女性ホルモンに似た働きをするエクオールや、ビタミンEの一種であるγガンマ-トコフェロールやγガンマ-トコトリエノールなど、女性の健康に焦点をあてた成分の研究を行っています。また、女性の健康推進プロジェクトでは、全国各地で、そのヘルスリテラシー(※)向上のためのセミナーを開催するなど、健康情報や最新の知見を発信。「新・セルフケア」を提唱していくことで、女性自身のみならず、男性への相互理解も促す活動を続けています。
※ヘルスリテラシー(健康に関する自己管理能力)・・・「知って、気づいて、相談して、対処する」ことであり、健康に関する知識や情報を理解し、活用する力を指す。

大塚製薬「女性の健康推進プロジェクト」公式サイトはこちら>>

 


提供/大塚製薬(株)

イラスト/前田はんきち(グラフ)、シャッターストック
文/山本奈緒子
構成/藤本容子