「話のさわり」の使い方を例文で紹介 
例文① 簡潔に話のさわりだけ教えてもらえませんか?

「話のさわり」とは「話の最初の部分のこと」?【間違って使われやすい日本語】_img2
 

この例文のように聞かれたら、話のいちばん重要な部分、クライマックス、オチの部分を答えるのが正解ですね。

 

例文② 歌のさわりを演奏しましょう

「話のさわり」とは「話の最初の部分のこと」?【間違って使われやすい日本語】_img3
 

「さわり」は話だけでなく、歌や楽器などの「聞かせどころ」の意味でも使うことができます。この場合ももちろん、曲のイントロの部分ではなく、いちばん重要な部分、サビのことになります。

ただし、新明解国語辞典によると、
また、近年は歌の冒頭の部分を指して言う向きもある
(新明解国語辞典 第八版/三省堂 より引用)
との説明もあるので、時代とともに受け取り方が変わりつつある言葉でしょう。

構成・文/高橋香奈子

 

「話のさわり」とは「話の最初の部分のこと」?【間違って使われやすい日本語】_img4
 

前回記事「これ分かったら凄い!「破天荒な人」とは「豪快で大胆な性格の人」じゃない本当の意味【間違って使われやすい日本語】」>>