DAY2
3月13日(日)
下田結花×青木良文×大草直子
インテリアトークショー

興奮冷めやらぬ、二子玉川イベントの2日目。この日は、ミモレで人気コラムを執筆中の下田結花さん青木良文さんにご登壇頂きました!テーマは春のインテリアについてです。

右から、大草編集長、各誌で占い記事を担当しているエディターの青木良文さん、ミモレで「インテリアの小さなアイデア」を連載中のモダンリビング編集長・下田結花さん。

トークショーのスタートは、春に取り入れたい「色」の話題から。

青木:(ラッキーカラーとしては)イエロー、ピンク、グリーンのパステルカラーを洋服や小物、インテリアで取り入れるといいと言われています。

大草:パステルと言えば、今日着ているトップスなんですけど、実は昨日のイベントのあとに、青木(良文)さんがディレクションしているドローイングナンバーズで購入したものなんですね(笑)。このいちごミルクのような淡いピンクがとても気に入っています。

下田:春がきたら、まず「花」から色を取り入れます。普段は白やグリーンを飾ることが多いのですが、ピンクとイエローなどの春の花を飾ると、一気に部屋が明るくなります。そうすると、インテリアを変えたいなという気持ちにもなるんですよね。

「黄色い花は春に真っ先に咲くことから、生命力のある花と言われています。ミモザやチューリップ、水仙など黄色い花から春を取り入れるのはおすすめですね」(下田さん)

まず日常使いするものをかえてみましょう

青木:今年のハッピーを呼ぶキーワードは、「ベース」を整えることだそう。「ベース」とは家族やチームなど、自分が普段いる「ベース」のことです。そういう意味ではインテリアを見直して居心地のよい部屋をつくることもすごく重要なんです。

下田:まずグラスやティーカップなど日常使いのものをかえるといいですよね。今、南館を見てきたのですが、H.P.デコ(好奇心の小部屋)では、素敵なパステルのお皿がありました。タイム&スタイルには作家ものでニュアンスのある器がたくさんありました。

青木:クッションカバーやランチョンマットなどファブリックからかえてみるのもいいですね。

大草:私は昨年の年末に引っ越しをしたのですが、カーテンはベッドカバーなど大きなファブリックはあわいグレーですべて統一しました。クッションはアクセントになるので、気分で素材や色をかえています。

青木:グラスは出会いの象徴とも言われているので、グラスをかえるといい出会いに恵まれます。それから朝、一杯目に飲むグラスにこだわると、素晴らしい1日のスタートになると言われています。

下田:確かに!普段使うものをちょっとよくするのは、とてもいいと思います。お客様用にしまいこんでいるものを出して、普段から使えば、減価償却もできそうですね(笑)。

「毎日使うバスタオルやキッチンマット、バスマットはきれいに。高いものではなくてよいのでときどきかえたほうがいいです」(青木さん)

青木:それと、普段使う器の大きさはその人の器の大きさにつながるそうなんです!だから旦那さまのお茶碗の大きさは大きくしたほうがいいんですよね。

大草:それ、青木さんに聞いてすぐ実践しました(笑)。

青木:(笑)。それから、今年は床磨きが大事ともいわれています。嫌なことがあったら床を磨くといいですよ。嫌なことがあったという気持ち、陰の気は床にたまりますから。

(会場どよめく)

下田:水拭きは私もおすすめですね。素足で歩いたときのスッキリ感が違います。それと春のインテリアのアイデアとしては…ベランダなど外のスペースをもっと使うといいと思います! 私もベランダに小さな椅子を置いて、朝コーヒーを飲んだり朝ごはんを食べたり、ちょっと座ったりしてます。

青木:部屋には光と風があることが大切だそうです。

下田:ぜひ試してほしいですね。ベランダに家具は置けないわという場合は、ベランダのドアをあけたり、ベランダの近くにテーブルを置くというだけでもいいと思います。

ファッションをかえるように
インテリアもかえてみると人生がより豊かに

大草:私はインテリア初心者なんですが、下田さんのコラムを毎日読んでいて、かなり下田さんのアイデアを家に取り入れてます(笑)。インテリアって人の幸福感に直結しますよね。若いころはファッションのことばかりに夢中になっていたけど、40代になってやっと私も暮らしに目がいくようになりました。でも、ファッションとインテリアって似ているなって思うこともたくさんあって。たとえば、ファッションもインテリアも大事なのは、素材と色と光。私が好きなのは、やっぱり素材ならリネン、カシミア、ウール、色はあわいグレー、光は石や地金の輝きなんですね。
 

最近引っ越しをした大草編集長。「家の壁、ファブリックはすべてあわいグレーに統一しています」

下田:インテリアとファッションはどちらも人生に必要なものですよね。今日をきっかけにインテリアを少しかえていただき、皆さんにインテリアをかえることが楽しいと気付いてほしいなと思います。季節ごとや気分でインテリアを少しかえてみる。そうすると人生がより実り豊かになるはずです。

青木:インテリアをかえると自分の印象もアップデートできるんです。たとえば、毎日使うタオルやキッチンやバスルームのマットなど、日々の生活に触れるものを少しかえれば自分の印象をブラッシュアップできるので、ぜひ小さなことから試してみてほしいなと思います。

大草:私も素肌にふれるタオル、日々顔を洗ったり、シャワーを浴びたあとに使うものには気を付けています。お二人の話が本当にためになるので今日は聞き入ってしまいました(笑)。私もファッションを楽しむように、インテリアも少しずつ変化を楽しめるようになりたいなと思います!

≫大草編集長がナビする「二子玉川クルーズ」と「春のおすすめ10アイテム」の記事はこちら

撮影/目黒智子 ヘア&メイク/松田美穂(Allure/辺見さん)、菊池かずみ(linx/大草編集長)構成・文/川良咲子
 
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