感情にまかせて子どもを叱るのは燃費が悪い!?

【叱ること=伝えること】子どもの心に伝わる叱り方、3つのポイント「“走らないよ!“と叱るのはNG?」_img0
 

子どもはできるだけほめて自己肯定感を高めてあげる。昨今はそんな子育てが主流になっていますが、そうはいってもつい感情的になって叱ってしまうことってありますよね。

でも、自分の子ども時代を思い返してみてください。親に叱られたときは「恐い」「嫌だ」という感情はあっても、叱られている行動自体を反省したことはなかったのではないでしょうか? 言葉を選ばず感情的に叱ってしまうと、子どもに真意は伝わりづらいのかもしれませんね。

 

保育カウンセラー・山下直樹さんの著書『子どもの自信が育つほめ方・叱り方』によると、子どもを叱るときは、「何をどうすればよいのかを伝えること」「これからの見通しを立てられるように伝えること」が重要なのだとか。ちなみに、山下さんは「叱ること=伝えること」であると考えており、伝わりやすい伝え方を「低燃費な伝え方」、感情にまかせて出るとっさの叱り言葉を「燃費の悪い伝え方」と表現しています。

【叱ること=伝えること】子どもの心に伝わる叱り方、3つのポイント「“走らないよ!“と叱るのはNG?」_img1
 

山下さんの言う「低燃費な伝え方」を実践するには、以下を意識するといいそうです。

【叱り方の5つのポイント】

①叱るときは、肯定的な言葉で

②何をすればよいのかを具体的に

③近づいて、子どもと目線を合わせる

④短く、ビシっと

⑤捨てゼリフには反応しない

そこで今回は、本書の中から上記5ポイントのうちの①②③を掘り下げた部分をご紹介いたします!