【叱り方のポイント①】叱るときは、肯定的な言葉で

【叱ること=伝えること】子どもの心に伝わる叱り方、3つのポイント「“走らないよ!“と叱るのはNG?」_img0
 

子どもを叱る必要があるときは、「不適切な行動」をしているときですから、つい「○○しない」という否定的な言葉で伝えてしまう傾向にあります。

「なんで○○しないの?」とか、「○○しないなら△△しないからね」と二重否定になってしまうこともあります。めいちゃん(3歳)のお母さんは、あるとき私に言いました。

お母さん「先生、自分でも分かってるんですけど、クリスマス前になると、娘に『ご飯食べない子は、サンタさんからプレゼントもらえないよ』って言ってしまうんです。これってやっぱりよくないですよね」

「そうですね、お母さんが思っているように、よくないですね。なぜよくないかというと、お母さんの伝えたい内容が、めいちゃんに伝わっていないからです。お母さんは、『ご飯を食べてほしい』という思いを伝えたい。けれども、めいちゃんは『サンタさんが来ないのイヤ』と思っているわけです。それならばめいちゃんに伝えたい内容、つまり『ご飯を食べようね』とそのまま伝えればいいのですよ」

子どもは、なかなか親の思うようには行動してくれません。スーパーに買い物に行けば、子どもが走り回るので、「走らないよ! 走らないって何度も言ってるでしょ!!」と怒鳴ってしまいますし、食材コーナーではラップがしてある商品を触るので「触っちゃダメ!」。好きなお菓子を買いたいと駄々をこねる子どもには、「買わないって言ってるでしょう、何度言えばわかるの!!」と大きな声で言ってしまいます。

 

毎日何度も繰り返すこうした叱り言葉を、肯定的にしてみましょう。

「走らないよ」→「歩こうね」
「触らないよ」→「こっちに来てね」
「買わないよ」→「○○(別のもの)を買って帰ろうね」「おうちで○○を食べようね」