歯のカーブや隙間を狙い撃ちする「ワンタフトブラシ」


「口の中は、想像以上に複雑な形をしています。前歯は平らですが奥歯は複雑な形をしていて、構造が全然違う。そう考えると1本の歯ブラシだけでは磨けるわけはないですよね。ゴルフクラブをコースに合わせて使いわけるのと同じで、歯ブラシも場所に合わせたアイテムを選ぶ必要があります

歯科衛生士さんの言葉に、目からウロコがポロポロ! 私もそうでしたが、5~10分は磨いている時もあります。でも、歯ブラシがあたっている場所はいつも同じ。大事なのは落とすべき細菌のある場所を把握して、その部位に合わせたアイテムを使うこと。届くべきところに届けば、力を入れなくても、時間をかけなくても、すぐ汚れを落とすことができるのです。

奥歯の内側、前歯の裏側、詰め物や被せ物があるところ、歯並びが悪いところ、矯正装置がついている場所などは、虫歯になりやすいリスク部分。そのカーブやすき間を狙い撃ちするのがワンタフトブラシです。

1本の歯ブラシだけではどんなに磨いても不十分!70代でも健やかな歯を維持する正しい歯磨きの手順とは?_img0
 

私はこれまでワンタフトブラシを使ったことがなかったので、ブラシの長さや硬さ、グリップの強さなどが異なる様々な種類があることを知りませんでした。自分が普通のブラシで磨けていない部位や治療中、矯正中、インプラントなど口の状態を考慮して選びました。