初夏。日焼け止めと帽子が欠かせない日々がやってきました。かぶり慣れていない人にとっては、帽子だけがコーディネートの中で浮いてしまう……と、憂うこともあるのではないでしょうか。そこでミモレストアでは、〝帽子をあたり前にかぶる生活を楽しんでほしい〟という思いから生まれたブランド「マチュアーハ」に別注を依頼。実際にマチュアーハの帽子を愛用しているというスタイリスト福田麻琴さんの意見を伺いながら、さまざまなコーデに似合う帽子が出来上がりました。今回は福田さんが、この帽子の魅力を語り尽くします。

デニムの日にも寄り添うカジュアルな一面

MAKOTO's Comment
帽子を普段から愛用している人にとっては、洋服に合わせて帽子を変えることはいとわないかもしれません。けれどほとんどの人は、〝どんな服装に合うものがいい〟というのが本音。今回コラボした帽子は、甘・辛・ON・OFFを網羅できる一品だと思っています。例えば、デニムの日。今日はゆったりめのストレートデニムにレースのブラウスを合わせましたが、カジュアルとガーリーをうまく繋いで着地させてくれたのがこの帽子。コーデの主役にはならないけれど、控えめでスッと馴染む。そして、10cm以上ある広めのブリムは、しっかりと日除け効果もある。存在をひけらかさず黒子的役割を担うマチュアーハの帽子は、まさに求めていた〝ちょうどよさ〟なんですよね

避暑地ではブラックドレスに合わせてシックにも振れる

MAKOTO's Comment
定番のペーパーブレイドハットに、1周渡した細いグログランリボン。この存在が絶大で、コーディネートに甘さ控えめの女性らしさを添えてくれるんです。夏に袖を通したくなる綿や麻のブラックドレスとは、とくに相性がいい。あえてブリムの後ろ側を折って前側は深く下ろしてみると、少女感から抜け出してエレガントな雰囲気が漂います。
そしてこちらは糸に撥水加工をかけたウォータープルーフ仕様なので、急な雨にも対応できる実力派。さらに、声を大にしてお伝えしたいことがもう一つ。〝この帽子は老けません!(笑)〟。実はみなさん1番悩むポイントだと思うんです。少し内側に入ったブリムの絶妙なシルエットが、それを叶えてくれている気がします。ぜひ1度、みなさんに試していただきたいです。

小さく折り畳んで、いつもバッグの中に

元祖・たためる帽子、とも言われているマチュアーハ。型崩れしにくく、さらに柔らかさも併せ持つペーパーブレイドの帽子は、コンパクトに折り畳むこともできます。

いつものコーディネートがブレることなく、すんなりかぶれる帽子って理想的ですよね。リゾートにも、公園にも、バーベキューへ行くときにも、バッグに忍ばせてお供させてください。

撮影/遠藤優貴
ヘア・メーク/今枝あゆみ
出演・スタイリング/福田麻琴
取材・文/藤井そのこ
構成/朏亜希子(編集部)