化粧下地は、高揚感あるピンク系もしくは肌色を整えるベージュが人気
岡部:今年の化粧下地の新製品は甲乙つけがたいほど、品質が高いね。ドラッグストアやバラエティショップで販売している商品も秀逸だよ。
長谷川:日本人に人気の色はピンクやベージュなんですよ。ヴィセのトーンアップ スキン デザイナー(既存)の中で、人気色は02(ピンクベージュ)だそうです。これもわかるような気がします。
柳田:メイクアップ効果とトーンアップは必須条件になっているかも。だから、色ムラを抑えたり、肌色を均一にしてくれる肌色に近い色を好むのも納得。BBやCCが登場したのもその流れだけど、今は化粧下地1本で肌悩みを解決できるでしょう。
岡部:透明感があって明るく、というのが今までのニーズだとしたら、そこに質感がプラスされたのが今。「どんな肌に見せたいか」を化粧下地から叶えていく時代なんだ。
長谷川:乾燥性敏感肌用コスメのキュレルも、今回は湯あがりのようなピンク肌を叶える化粧下地が登場しましたね。ベージュよりももう少しメイク感を出したいというニーズに応えたアイテム。柳田さんがおっしゃるとおり、1本でスキンケアもメイク効果もあるのは嬉しいかも。
長谷川:コントロールカラーも人気ですね。昨年、赤みを補整するマキアージュのミントカラーが限定品で登場したのですが、ものすごくヒットしたんです。お客様から「定番化してほしい!」とリクエストもあり、今年の2月に本当に定番化しちゃった!
柳田:暑さ対策のクールタイプが限定品で発売されていて、汗かきさんには嬉しいんじゃないかしら。
長谷川:グリーン系の化粧下地を小鼻の赤み対策で試しに使ってみたら……すんごく良かった!「これは使わないともったいないな〜」と。
柳田:実はこういう肌悩みに応える製品は昔からあったのよ。炎症やニキビ跡をカバーするグリーン系、くすみを払うブルー系、透明感のあるトーンアップはパープル系など、ね。
長谷川:それぞれの肌悩みに細かく対応していて、本当にうまいなぁ〜と感じます。デパコスに比べ、ドラコスやバラエティのほうがカラーバリエが多いように感じるのですが、これは何か意図があるのでしょうか?
岡部:ドラコスブランドのほうが肌悩みに細かく応じられるというのは事実。売れ筋のピンクやベージュのほかに悩みに応じてあと1本、というのでも手に取りやすい価格だしね。ドラコスらしい戦略だよね。
長谷川:プリマヴィスタの化粧下地も要注目です。ここ数年の猛暑で化粧崩れが悩みですからね。今年も暑い夏になりそうなので重宝しそう。
柳田:化粧崩れなし・テカリなしのハイスペック商品は相変わらずの人気。メイクが崩れないというスペックはもはや標準装備ですから(笑)。このプリマヴィスタの化粧下地は、さらに上をいくクオリティーなのよ。
岡部:今のカラーコントロールは色補整だけでなく、スキンケア効果も高いでしょ。
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