ただいま秋冬の展示会シーズン真っ盛り。汗だくになりながらあちこち回り、カシミアのラグジュアリーなコートや、トレンドのざっくりニットを見てはうっとりするという、季節飛び越えまくりな毎日です。
次の秋冬シーズンも、大人が楽しみたいトレンドがたくさん。中でも特に私が気になったのは、ヴィヴィッドなカラーアイテムです。フューシャピンク、ワインレッド、ピーコックグリーン、マスタードイエローなど、今すぐ欲しい!明日にでも着たい!と思うアイテムがいっぱい。まあ実際には、まだ夏にもなっていないので、深呼吸して心を落ち着かせています。
ちなみに私が、今シーズン愛用しているカラーアイテムはこのあたり。
華やかな色や強い色を着るのって、やはりちょっと気合いが必要だったりします。パーティや結婚式など、そもそも華やかな装いが求められている場合は、そういう恰好をすることこそが礼儀なので大丈夫なのですが、問題は忙しく過ごすデイリーライフ。何か特別な予定でもあるのかしらん、と変に勘ぐられるようなスタイルだと、自分も周りも落ち着かなかったりするものです。
(話は変わりますが、今これを書いていて思いました。若い時って、ちょっと気張ったスタイルでもして会社に行こうものなら、「今日はデートなんじゃない? ほら、やっぱり早く切り上げていそいそ帰っていったわよー!」なんてからかわれたりしたものです。しかしミモレ世代なNOW、もはやだーーーれからも、そんなことをコソコソ言われなくなりました。隔世の感。)
ところが最近また、きれいな色、華やかな色は着るべきだなーと思い始めています。年齢を重ねるほど派手に、というセオリーももちろんありますが、なんというか、大人がきれいな色を着ているってすごくいいこと、素敵なことだと感じています。色が人に与える影響って、思っている以上に大きい。きれいな色を着ている人ってすごくポジティブな感じがするし、目を惹くし、しかも印象にも残ります。毎日とっかえひっかえ派手な色を着ているのはさすがにアレですが、時々、堂々ときれいな色を着ているのって本当に素敵。
それからもうひとつ思うことは、もちろん厳密にいえば、肌や髪、目の色などで、似合う色、似合わない色というものが存在するとは思いますが、華やかな色は意外と“着たもの勝ち”な面がある気もしています。ベージュやパステルカラーなど、淡い色のほうが肌との相性にはシビアになったほうがいいのかも。(私も間違ったベージュを選んでしまって、一気に顔色がくすんで、地下鉄の窓に映る自分にびっくりしたこと、あります。)とにかく、あまり難しく考えずにきれいな色にはトライすべし。それでもまだ、ちょっとだけ勇気が出ないようだったら、ボトムスで取り入れれば心の平穏が保てます。色を着たいと思い立ったら、それが着るべきとき! 「今日きれいな色を着ているんだわ、私~」っていう気分的なことが、意外と考え方や気持ちをアゲてくれたりしますからー!
Comment