当時20代の皇后雅子さまが30万円のコートを着用。自分も大人の女性になれば高級なコートを着られるのかもしれない、と思いきや…
コンテ(conte)は辺見えみりさんをディレクターに迎えた、ユナイテッドアローズの新ブランド。ローンチしたばかりなのに、売り切れて追加販売になるアイテムも多いそうです。まだ暑い夏から初秋にかけて、すでにコートが売り切れていたというから驚きです。おそらくコンテ購買層の大人の女性は今までの経験値から、素敵なコートは出会った時が運命の時。一度逃すと買えなくなってしまう、ということを知っているのでしょう……。スタイリスト室井由美子さんによる、コンテのコーディネイト第三弾は、予約注文殺到! コンテの人気アウターです。
室井由美子さん
mi-molletでもおなじみの人気スタイリスト。1977年生まれ、身長155㎝。シンプルで、ほんのりモードが漂うリュクスなアイテム選びとスタイリングに定評がある。
インスタグラム @yumikomuroi
YouTube:「スタイリスト室井由美子channel」
ところでアウターはどのくらいの頻度で買うのが良いのでしょう? 私は貧乏性なので、毎年買う場合はできるだけ安く抑えたいと思い、おしゃれな人が10月頃に買うのと逆で、2024年は新年の13200円の福袋でコートを購入(1アイテムあたり約4000円)。旬のデザインで安く買えて良かったですが、明らかに20代30代向けで、大人としてこれで良いのかという思いが残りました。
数十年前、今の皇后雅子さまがまだ外務省に勤められていた頃、ニュースで当時20代の雅子さまが30万円のコートを着用されていると報じられ、驚いた記憶があります。自分も大人の女性になれば、高級なコートを着られるのかもしれない、と思って数十年後、福袋のコートを着ているという現実が……。
でも、いきなり10万円以上のコートを買う勇気はないし、比較的手頃で上質な素材でデザインもおしゃれなコートがあれば……と願っていたら、全ての希望を叶えるコートがコンテにありました。
予約分は完売、11月入荷予定のダブルラペルリバーコートを一足先に試着
今回1ルック目の主役のアウターは「ダブルラベル リバーコート」です。ジャケット風のコートですが、よく見るとデザインが凝っていて「ダブルラベル」、片側の襟が2枚重ねになっています。アシンメトリーでほどよくモード感があり、さぞお高いのかと思ったら64900円でした。ミドル丈なのでコーデしやすく、モカという色合いも絶妙です。
「コートの着こなしですが、ライナー風に合わせたベストはザラッとした素材がポイント。ボトムスもブラックなので素材感をかえてコーディネートしています。また、今回のように秋冬のコートの着こなしは白を効かせるのもポイント。例えばニットの首元や裾などからチラッと見せると、重量感のあるアウターを羽織ったコーデも軽さが出ますし顔映りも良くなりますよ」と、室井さんがコーデのポイントを解説。インナーには、前回のコーデで着用した、ベージュの砂壁風テクスチャーのジャケットと同じ素材で色違いのベストを着ています。
PRの樋口さんにもお話を伺いました。
「ベージュとモカがあって、モカがちょっと濃い色です。私調べなんですけど、最近はどこの展示会でもジャケット型のコートを仕掛けているところが多くて、このコートを見た時も売れそうだと直感しました。裏地はないんですが、去年も分厚いコートを着る機会があまりなかったので、このくらいがちょうど良いのかも、と思います。ニットやインナーダウンとレイヤードさせるのもおすすめです。ダブルラベルのちょっと一癖あるデザインがポイント。といっても奇抜すぎないので、何年も着られるデザインです」
何年も着られる、という言葉が心強いです。生地も密度があるので、よほど寒くならなければ十分かもしれません。「コンセプトがナチュラルモードなので、ほっこりしすぎない、モードすぎないデザインです。流行問わず使えるアイテム。予約分は完売しましたが11月上旬に入荷予定です」とのことで、店頭をチェックしたいです。
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