ところが、以前の家も見てもらった、風水がわかるフランス人の友人に来てもらい、我が家の鑑定(?)をお願いしたところ……「え、ライトはこれだけなの? だめよこれじゃ〜!」。なんでも風水において照明は、活動のエネルギーである“陽の気”を高めるものなので、「とにかくいっぱい、いっぱい置くのが大事」なのだそう。

当初は、ソファはどんなものを? 収納棚を買ったら、それを置く場所と時期は? などといった大型家具のことをメインに聞きたかったのだが、「今はそれよりも、照明を一刻も早く探すべし」とのことで、翌週から早速蚤の市に出かけ、探し回った。

こういう時、夫と趣味がそれほど違わないのは非常に助かる。可愛いと思ったものが一緒だったので、花のような形のランプシェードのデスクライト2点購入。さらに、インスタグラムでフォローしているブロカントショップでも、小さなライトを1点ポチりとした。

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郊外の蚤の市を訪れた際に見つけたデスクランプ。なるべく上からの明かりが欲しくて、今のところ食器棚の上に置いています。
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こちらは、パリ11区の蚤の市で発見。チューリップのようなシェードと大理石の台座が気に入って購入しました。

まだまだ家具が確定していないので、ライトの置き場所は暫定的なものの、3つの明かりが加わったことでリビングルームがだいぶ過ごしやすくなった。風水と言わずとも、部屋が明るいのと暗いのでは、断然明るい方がホッとするし、安心感が違うものなのだなと、今更ながらに気がついた(遅い)。あとは、大きなアーチ型のフロアライトを1点投入すれば、風水的にも合格点に達せるかなと考えている。

 

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著:井筒麻三子  写真:Yas
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撮影/Yas
 


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