自分の願望を見透かされたよう


まず「努力しなくてもできてしまう得意なこと」は、木星の記号があるハウスの位置でわかります。木星が12ハウスにあった筆者は「異世界オーラで人と違う活躍ができる才能」があるとか。芸能界、アニメ、メディア、動画配信など少し浮世離れした業界に適性があるようです。筆者はライター歴約20年で数千人の“業界人”にインタビューしてきましたが、本当は聞き手ではなく話し手の方が向いていたのでしょうか!? 才能があると言われてもピンときませんが、心の奥底の願望を見透かされた気がしてソワソワします。

続いて「あなたの財の源泉」を読むページへ。2ハウスの中に海王星が入っていた筆者は「実用的なものより、夢を売る商売」に財源があるようです。これは納得。筆者は小学生の頃からスポーツ選手やバンドマンのインタビュー記事を読んで夢を膨らませていて、今もアイドルグループに取材することが多いのは、読者の方々に夢を見てもらうような仕事が大好きだから。

【才能を見つける方法】占星術ド素人の40代男性ライターが“星読み”に感じた衝撃の説得力。「誰にも言っていない願望が見透かされたよう...」_img0
筆者がカバーアーティストのインタビュー記事を担当した雑誌の例。女性ファンが多い方々に取材することが多いです。yuji氏の星読み解説を読んでいたら複数の箇所に出版業界に適性があると書かれていて安心しました。

yuji氏の解説には「空想系の小説」にも金脈があるとも書いてありました。「せっかくライターとして仕事をしているなら、いつかオリジナルの文章を書きたい」という誰にも言ったことがない願望を見透かされた気がします。どんどん深層心理を突き、自分次第でやれそうな範囲で背中を押してくれる……ヤバいぞ、占星術。
 

 


笑っちゃうくらい当てはまっている


仕事に生かせそうな才能だけでなく、自分自身の体質や気質がわかることも『星読みで才能を見つける本』の特徴です。例えば「生来の雰囲気」を示すアセンダント星座が蠍座だった筆者は「極めることが大好きな、深掘りマスター」タイプ。「言葉に対して興味を抱く人が多い」、「ファスティングが向いている」など、解説の文章は笑っちゃうくらい自分に当てはまっていまいました。筆者は断食にハマって体重が40キロ代に突入したことがあるタイプなので。

さまざまなテーマでホロスコープの読み方が紹介されているなかで、筆者がもっとも驚いたのが「あなたの隠れたパーソナリティ」のコーナー。これはシャドームーン(月と反対側の座標にある星座)で読み解くことが可能で、「あなたが個人的に隠したい、でも内心は強く持ち合わせている特性」を表しているようです。シャドームーンが魚座だった筆者は「奉仕の精神に満ちた、どこまでも慈愛の人」と書かれています。