126母親に“年下彼氏”ができたとき、3歳の娘は...？シングルマザーの恋愛の現実

今回お話を聞かせてくれた美保さん（仮名・現在40歳）は、31歳で元夫と離婚しシングルマザーとなりました。

都会で親子2人きり、仕事も友達もいない状態で貯金を切り崩して寂しい生活をしていた美保さん。しかしマッチングアプリのTinderを利用して人脈作りに成功。さらに正社員の仕事も見つかり、年下男性との出会いにも恵まれました。

しかしシングルマザーゆえ恋愛をするのは簡単ではありません。が、美保さんはなんと「恋愛本を読み漁る」という方法で彼との距離を縮めました。ついに子連れ再婚を果たしたその経緯を聞かせていただきます。

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「友達もいない、仕事もない...」孤独に苦しむシングルマザー。人生が激変した“意外すぎる”方法とは＞＞

中編はこちら
30代シングルマザーと年下男性の恋。モテるために彼女が利用した、意外すぎる方法とは…＞＞
 

恋愛偏差値の低いシングルマザー 

シングルマザーとして娘と2人きり、都会での生活を安定させた美保さんに訪れた年下男性との出会い。

シングルマザーに限らず、「交際前に身体の関係を持つか否か」は恋愛における大きなテーマの一つで、初期の男女関係にも大きく影響する課題。これに頭を悩ませた経験のある女性は少なくないかと思いますが、美保さんの場合は恋愛本の通りの行動をしました。

「恋愛に不器用という自覚があるなら、絶対に先に身体の関係を持ってはいけない。駆け引きなどではなく、正直に断るべきと書いてあったのでそうしました。『私は感情移入するタイプだから、彼氏としかできない』と。

これ、30過ぎたイイ歳の女が真面目に男性に伝えるのって、ものすごく恥ずかしいです。だって、自分の恋愛偏差値が高くないことを男性に明かすようなものですから」

しかしながら、彼は意外な反応を見せたそうです。

「彼は、まず驚いたような様子で『あ、そっか。そうだよね』とポカンとしていました。気まずい空気が流れて帰宅することになり、『ああ、やっぱり引かれたな』『失敗した』と思いました。が、数日後に『きちんと付き合ってほしい、身体の関係は美保の心の準備ができたらでいい』と改めて言われ、正式に交際することになったんです。

あとから聞いたら、あの時に私を見直したし、中途半端な行動をしようとした自分を反省したと言っていました」

美保さんのエピソードから、恋愛において大切なことは、正直な気持ちで相手に向き合うことなのかなと感じます。

「相手にきちんと向き合う」「正直になる」は、実はパートナーシップにおいて最も難しいスキルで、これができる女性こそ深い関係を築けるのかもしれません。

「その後、しばらくは順調に交際していました。娘も交えて会うこともあったし、結婚の話もしました。お互いに結婚願望は強かったので、早めに両親に挨拶をしようと計画して……。

ですが、３ヵ月ほどで恋愛初期の気持ちが落ち着いてくると、やはり娘のことがネックになったようで。まあ、仕方がないです。20代の結婚経験のない男性が、突然父親になるなんてハードルが高いから。

『やっぱり結婚するには少し早い』『急いで決める必要はない』と言われてしまったんです」