SKY-HIが主宰するBMSGに所属する8人組ダンス&ボーカルグループ「MAZZEL(マーゼル)」。大きな注目を集めたYouTubeドキュメンタリー番組「MISSION×2」の最終回撮影日である2022年10月30日にメンバーが発表され、早くも結成2周年を迎えました。mi-mollet初登場の今回は、精力的に楽曲のリリースやライブを行った2024年のターニングポイントを振り返ってもらいました。8人のクロストーク前編は、グループ初の全国ツアーにフォーカス。

【MAZZELインタビュー】飛躍の2024年を振り返り。ステージでも舞台裏でも涙の事件が。実感した成長と絆_img0
 

MAZZEL
BMSG企画のオーディションドキュメンタリー番組「MISSION×2」を経て2023年に結成。同年3月31日にプレデビュー曲『MISSION』を配信リリースし、5月17日にデビューシングル『Vivid』でメジャーデビュー。2024年はアリーナ公演を含む単独ツアー『MAZZEL 1st One Man Tour 2024 “Join us in the PARADE”』を完走。

 

 


前回記事
【MAZZELインタビュー】ダンスも歌唱も唸るほど絶品。強烈なパフォーマンス力とスター性を放つ8人が隠し持った特殊能力とは?>>
 

 

——2024年のさまざまな活動を振り返って、皆さんが大きな手応えを得た出来事を教えてください。

TAKUTO:今年は1stアルバム『Parade』や3rdシングル『MAZQUERADE』をCDでリリースして、配信でもたくさんの楽曲を発表することができました。しっかりと音楽と向き合ってきたことで、この8人でしか表現できない作品をファンの方々に届けることができて嬉しいです。そして自分たちの成長を実感できたのがファーストツアーです。夢でもあったアリーナ公演も含めて無事に完走できたのは、これまで正しい努力を積み重ねてきた証拠だと思っています。

アイコン画像

TAKUTO
1998年10月28日生まれ。東京都出身。MAZZELのリーダーを務める最年長メンバー。もともとダンサーとして活動しており、トップアーティストのライブにバックダンサーとして出演した経験も豊富。オーディションに参加した当初はカラオケを除くと人前で歌った経験がなかったが、SKY-HIからポテンシャルを認められ歌唱力が急上昇。難しい高音パートやラップと完璧なダンスを両立するグループ随一のテクニシャンに成長。努力家でメンバーからの信頼も熱い。

 

——ツアーの千秋楽で東京ガーデンシアターに立ち、追加公演では神奈川のぴあアリーナMMと大阪城ホールでライブが行われました。アリーナ会場でパフォーマンスした感想は?

KAIRYU:僕もたっくんに同感で、アリーナ公演は「背伸びした」というよりも「立つべくして立てた」という感覚になりました。去年の5月にメジャーデビューしてから約1年半、アリーナでライブできるほど多くのお客さんを集めることができたのは、これまでリリースしてきた作品や積み重ねてきた努力を評価していただいた結果だと思うので。近い将来にもっと大きな舞台に立てる自信があります。

アイコン画像

KAIRYU
2000年10月22日生まれ。兵庫県出身。BE:FIRSTを生み出した「THE FIRST」を経て、BMSGのトレーニーとしてデビューを目指していたメンバー。MAZZELではバラードでもダンスナンバーでもずば抜けた歌唱力でグループを牽引する存在。歌が上手いだけでなく、トークも饒舌。明るい性格と関西ノリのホスピタリティでメンバーを盛り上げるムードメーカーでもある。

 

HAYATO:アリーナ公演はライブハウスに比べるとMUZE(ミューズ=ファンネーム)との距離を遠く感じてしまうことを心配していたのですが、実際はそんなことなくて。会場が大きくなっても心の距離は変わらないんだな……って。それを肌で感じることができて嬉しかったです。

アイコン画像

HAYATO
2005年1月1日生まれ。東京都出身。子どもの頃から特撮ドラマや大河ドラマへ出演するなど、芸能活動の経験が豊富。演技、殺陣、乗馬、ピアノなど得意なジャンルが幅広く、ダンスは見る者を笑顔にさせる唯一無二の表現力を持っている。荒々しいダンスやラップで圧倒するMAZZELのパフォーマンスに、モードで端正な美しさ、チャーミングな魅力で多幸感をプラスできるメンバー。

 

SEITO:トロッコに乗って客席を回りながらパフォーマンスする時間もあったし、ステージから離れた席のMUZEとも目を合わせることができたし、MUZEの顔を見ていたら僕たちの音楽がちゃんと届いていることを実感できました。

アイコン画像

SEITO
2001年12月26日生まれ。兵庫県出身。小学校4年生でダンスをはじめ、ブレイクダンスの全国大会で優勝した経験を持つ実力者。今年発表された『Parade』のようにMAZZELの楽曲にはSEITOの力強いダンスとラップで大きな見せ場を作る楽曲も多い。ルックスもパフォーマンスもワイルドだが、YouTubeのトーク企画などでは柔らかく優しい人柄が際立ち、そのギャップも大きな魅力。

 

——SEITOさんはアリーナ公演のMCで感極まって泣いてしまったそうですね。

KAIRYU:彼は男の子だから泣いてないですよ! ちょっと汗が目に入っちゃっただけだよね!?

SEITO:いや、だいぶ泣いたよ(笑)。アリーナ公演の最後に挨拶する場面で、ツアー中にメンバー一人一人と絆が深くなった思い出とか、MUZEとの絆を感じた瞬間がフラッシュバックして……。本当はMAZZELでドーム公演を実現するまで泣かないと決めていたのですが、気づいたら号泣していました。あんなに無意識のうちに泣いていたのは初めての経験かもしれません。

——舞台裏でも涙が流れる瞬間はありましたか?

EIKI:ツアー前にボイストレーナーのりょんりょん先生(佐藤涼子氏)にレッスンしていただく機会があって、あまりの指導の厳しさに泣きそうになることがありました(笑)。たぶん、僕が一番指導されることが多くて……。でも。そこで向上心が燃え上がって必死に準備したからこそ、アリーナ公演では自信を持って歌うことができました。先生方やスタッフさんの支えがなかったら、アリーナ公演を成功させることはできなかったと思っています。

アイコン画像

EIKI
2001年12月6日生まれ。愛知県出身。高校時代は野球部で甲子園を目指していたスポーツ男子で、ボーカルスクールで歌を習っていたものの、オーディション参加時点でダンスは未経験。上級者に囲まれた環境でも弱音を吐かず、誰よりも努力を重ねることで最終審査を突破。実直な人柄を表したような力強い眼差しと歌声、たまに見せる艶のギャップでファンを惹きつける存在。

 

KAIRYU:りょんりょん先生は僕たちを大切に思ってくださっているからこそ、愛のある説教をしてくれるんです。本当に僕とEIKIはいっぱい指導していただきました。

——今回のツアーでボーカルチームの4人(KAIRYU、NAOYA、HAYATO、EIKI)が披露した宇多田ヒカルさんの『First Love』は美しい歌声に会場全体が酔いしれていました。あそこは修行の成果を実感できた瞬間なのでは?

NAOYA:大きなアリーナ会場で超名曲の『First Love』を歌えるなんて思っていなかったので、めちゃくちゃ気持ちよかったです。歌いながら視界に入るペンライトの光が美しくて、僕がいちばん酔いしれていたかもしれません。

アイコン画像

NAOYA
2003年4月28日生まれ。兵庫県出身。小学生の頃から雑誌モデルやボーイズグループの研究生として活動していた経験の持ち主。美しい顔立ちと妖艶なオーラにハスキーな歌声が掛け合わせると色気マシマシ。一人称は「なお」。ライブのMCではスイッチを切り替え、はんなりした関西弁と愛くるしい仕草でファンも他メンバーをも虜にする「姫」でもある。

 

RYUKI:MUZEとのコール&レスポンスで自分のことを「かわいい」と言わせたり、なお君は誰よりも無邪気にアリーナ公演を楽しんでいたよね。僕はぴあアリーナMMでの公演中にサプライズで誕生日を祝ってもらって、メンバーとMUZEのおかげで一生忘れられない思い出ができました。

アイコン画像

RYUKI
2004年10月4日生まれ。福岡県出身。アーティストになることを夢見て小学校2年生から本格的にダンスを始め、地元・福岡のダンススタジオに所属していた頃にグループ活動も経験。ダイナミックなダンスと切れ味の鋭いラップが持ち味で、SKY-HIからは「飛び道具」「刀」と称される。グループの末っ子ゆえにファンからもメンバーからも「可愛い」と言われがちで、本当は「かっこいい」と言われたい本人が反抗することがもはや持ちネタになりつつある。

 
  • 1
  • 2