いま、巷で「短歌」ブームが起きているのをご存知でしょうか?

ミドルエイジ女性読者から募集した「人生の午後に詠む短歌」を紹介していきます。
 

 


ひさしぶりに都会、高層ビル群に揉まれ… 

都会で飲む1杯1000円のコーヒー。60代女性にとって、その価値は?【人生の午後に詠む短歌 #ごごたん】_img0
写真: Shutterstock


緊張の中 千円の珈琲よりも
安堵の香り
今朝の淹れたて

作者/桂木 泉(60代)
 



解説:
久しぶりに東京へ参りました。

高層ビル群とひしめき合う人たちに圧倒されて、大変疲れてしまいました。

旅は出かけるまでがよし。ほっとできるのは、やはり我が家でした。
 


『人生の午後を詠む短歌 #ごごたん』 とは?
何気ない日常の気づきや、ちょっと笑える瞬間、恋愛の切ない気持ち、家族への揺るぎない愛……などを5・7・5・7・7の5句31音の歌体で表現する。短歌とは、古くは万葉集の時代から使われてきた一種の自己表現です。

特に、さまざまな人生経験を重ねてきた女性たちの歌には多くの共感の声が寄せられ、また生き方を見つめるヒントがたくさん詰まっていると話題を呼んでいます。


都会で飲む1杯1000円のコーヒー。60代女性にとって、その価値は?【人生の午後に詠む短歌 #ごごたん】_img1
 

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