婦人のおしゃれには
「色」が必要です

先日着ていた、トマトレッドのニットワンピース。会う人会う人、そう、乗ったタクシーの運転手さんにも、褒められた1枚。人はぱっと見つけてくれるし、会話のきっかけになったりする。何より、着ている私は超元気になり、周りの人からも、「色からパワーをもらいました」と。

30代はずっと、グレーとベージュとネイビーでした(笑)。小さい子供が3人いて、フルタイムの共働きで。もう、家の中で止まっている記憶がないくらい。どのニットとどのパンツを合わせても「きちんと手をつないでくれる」よう、曖昧な色だけのワードローブで、とにかく時短コーディネートを心がけた結果でした。

今、末っ子も小学生。長女は高校2年生になり、すべてのことを手取り足取り――という状況からは卒業しました。ありがたい(笑)。おしゃれ更年期の1つ目のトンネルすら抜けた今、なんか色が着たい! という気分になったのかもしれません。

折しも今年は、きれいな色が大豊作。サフラン色に始まり、トマトレッド、あとはすもものようなスモーキーな色まで。この夏はたくさん色を着ようと思います。また新しいおしゃれの景色、だから婦人世代は楽しいのです。

大草 直子

  • 庭でとれたトマトとバジルを使って、食卓にも色を。赤と緑、先日のダイアリーにも書きましたが、無条件に元気になれます。
  • 今パウダールームでは、シャクヤクが満開。少しドライになった、数週間前のアジサイも一緒に。ゴージャスな花びらは落ちた様も美しい。
 
CREDIT :

ニットワンピース/トゥモローランドで買ったM.MARTINのもの
バッグ/ヴァジック
サンダル/エルメス
サングラス/レイバン