「月星座」に着目した引き寄せ占星術を得意とし、新月・満月を使った願望達成メソッド「パワーウィッシュ」を提唱している占星術家Keikoさん。「パワーウィッシュ」は世界6ヵ国語に翻訳され、海外でも話題に。 Keikoさんと様々なゲストの方との対談を通して、新しい時代の生き方のヒントを得ていく連載です。
今回は、ミモレのお悩み相談室でも大人気のモデル、アン ミカさんとKeikoさんの「時代を読む」対談をお届けします! 今の時代に必要な考え方を、旧知の間柄だからこそ、本音で語り合えるお二人に伺いました。
(右)大人気のアン ミカさん日めくりカレンダー。(左)Keikoさんのロングセラー新月満月に書くパワーウィッシュノート。共に波動の高い言葉へのこだわりが花開いた著書です。
Keiko
月を使った開運法「Lunalogy®」および新月満月を使った願望達成法「Power Wish®」創始者。(株)電通退社後、「占星術は占いではなく、星のエネルギーを読み取るスキル」というポリシーのもと、独自の切り口で開運情報の提供を開始。Keiko’s Power Wish Academyでは毎月新月と満月の日に願いを叶える効果的な文章の書き方(パワーウィッシュ)を天空図付で解説中。『Keiko的宇宙にエコヒイキされる願いの書き方 新月・満月のパワーウィッシュ』『パワーウィッシュノート2021』など著書多数。
Keiko’sパワーウィッシュアカデミー https://mi-mollet.com/powerwish
Webマガジン「Moon Sign」 https://ks-selection.com/blog
これからの時代は、譲れない価値観を
自分で自覚することが必要
Keikoさん(以下Keiko):今の時代、なんでも価値観としてアリだからこそ、自分軸が必要なときだと思うんですが、例えばミカちゃんが譲れないことって何かしら?
アン ミカさん(以下アン ミカ):実は、仕事へのこだわりは譲れないことが多いんです。
Keiko:ちょっとわかるかも(笑)。例えばどんなことかしら?
アン ミカ:バランスなんですよね。
自分の純粋なやりがいと、その場でちゃんと皆さんのお役に立つことのやりがいと、いろんな方面で合致しているのか? ということでしょうか。
Keiko:ミカちゃんはお悩み相談に答えるシーンも多いじゃない?
アン ミカ:はい。有難いことにたくさんご相談のお仕事をいただいています。その際のこだわりがとても強くて……。文章になったとき、自分の表現が誤解を生んでないのかが、とても気になりますね。
悩み相談を下さる方は、思い詰めていたり、とても繊細な状態だと思うんです。私の言葉がその方の柔らかなもろい部分をチクッと刺して、心が崩れてしまってはいけないなと。自分の伝えたい状態で伝わっているかどうか、その見え方にはこだわりがあります。だからお悩み相談の原稿を読むときは、時間をとって自分の伝えたいことが伝わっているかどうかをいちばん意識します。恋愛のコミュニケーションも同じですが、世の中の揉め事のほとんどは、真意が伝わっているか伝わっていないかが原因だと思うので。
みんなそれぞれのロジックや価値観、生きてきた背景、良し悪しのセオリーがあって、良かれと思って伝えているのは変わらない。だから、私は伝わっているかどうかを確認しながら、言葉を重ねていきたいというこだわりは強いです。
Keiko:わかるなぁ。
アン ミカ:このカレンダーも私のエナジーを伝えたいという思いはあっても、押し付けがましいのは好きじゃないので、「〜しなきゃ」「絶対」「〜べき」は使っていません。31のキャッチフレーズに対して、解説があるものとないものが混ざっているのは、”伝わるように伝える”工夫をした結果です。
Keiko:解説があった方が何十倍にも生きるキャッチフレーズもたくさんありますね。私はこの中では、
不安があるのは生きてる証
というのが、なるほど〜と思いました。救われる方も多いなと。
「人は一生安心なんかできない。不安な気持ちは、真剣に生きている証拠だよ」、まさにですね。生きている限り、不安なんてなくならないんだもの!
アン ミカ:実はこの言葉は、大阪でお世話になったある方が私にくださった大切な言葉なんです。
私が出演したショーにお嬢さんと2人で観にきてくださったり、モデル活動をずっと応援していただいていた方でした。韓国に一念発起して留学したものの毎日すごく不安で、日本に帰国して仕事があるのだろうかと不安に陥っていたとき、急に韓国にまで会いにきてくださって。そのときにいただいた言葉なんです。
帰国後、その方にお礼を言おうとしたら、亡くなっているとお聞きして……、驚きました。末期癌で命が短いと知り、会いにきてくださっていたのだと、後になって知りました。「自分が死ぬとわかったときは、もう“不安”なんてなくて命と向き合うしかないんだ、生きてるからこそ不安なんだ」と、その方から教わった気がしました。その時から、不安は、生きているからこその”もがき”なんだ、乗り越えられることなんだと。
Keiko:深いですね。このカレンダーには、ミカちゃんのオリジナルの言葉もあるし、人生の中で周りの人からもらった言葉もあるのね。
人生はお天気
天気に合わせて柔軟に対応していくうちに
人生を乗り切る知恵や器が出来上がり、
というのも素敵!
Keiko:カレンダーだけど、私は最近はめくらずにこのページを眺めてます(笑)。
変化についていくっていう重要なメッセージが書かれてる。それ無くして幸運はないから。
「変化がないのと現状維持は死に等しい」というのが私のモットーなんです。
アン ミカ:私も現状維持なんてムリだし、ないと思っています。
Keiko:現状維持って変化がほんのわずかだから現状維持に見えるけれど、本当は低下してるんだと思う。私の譲れない価値観は、変化し続けることかな。自分の細胞を活性化する意味でも、行動力を低下させない意味でも、ちょっとした刺激を与えていないとダメだなと。新しい人と会う、新しいことにチャレンジする、新鮮なものに接したいですよね。
アン ミカ
モデル、タレント。93年にパリコレに初参加以後、モデル業以外でも、テレビ、ラジオ、映画、エッセイ執筆や女性や学生向けに講演会を開く等、多方面で才能を発揮。アロマアドバイザーの資格を持つほか、02年4月から約1年間韓国延世大学語学堂に留学、韓国語も堪能。美容健康の為、ジュニア・ベジタブル&フルーツマイスターの知識も持つ。韓国語韓国名誉広報大使、初代大阪観光大使。ジュエリー、ファッション、韓国コスメのプロデュースも行う。著書に『アン ミカ流 ポジティブ脳の作り方 365日毎日幸せに過ごすために』など。