代休をいただき、マイカーにて箱根へ。基本的に、旅コーデは、肩がこらず、袖を通して気持ち良いと感じるような、自分らしいリラックスした服装(私の場合、ま、いつもそうなんですけど苦笑)で。そして、東京では昨年より10日早い木枯らし1号が吹き荒れたというその日、今年いちばんの温かい装いで出かけました。

今回は秋旅コーデのお話。

『落ち葉のクレッシェンド』な季節の旅コーデ by大森葉子_img1
このマント、本当に便利。下に着ているものを問わずバサーッと大判ストールのように羽織れます。174cmの私をも優しく包み込んでくれる懐の深い可愛い娘ちゃん。あえて大きい面積での「白(オフホワイト)」が自分としては新鮮で(グレーや黒、ベージュ、ネイビーだったら購入していませんでした)、昨シーズンのブルーバード・ブルーバードで購入しました。
『落ち葉のクレッシェンド』な季節の旅コーデ by大森葉子_img3
横から、後ろから、どの確度で見てもかなりボリューム感がありますが、白なので重たく見えないので気に入っています。と言いますか、ボリューム感が可愛いとさえ思っています。ちなみに、前身頃部分のみベルトで抑えると (それは機会があれば披露させていただきます)、かなりイメージが変わるります。着る人に着こなしを委ねてくるアイテムが本当に大好きです♡


ウールのニット、ウールのマントはオフホワイト。パンツとスニーカーはベージュ。バッグはブラウン……と、ロイヤルミルクティーな配色です。通常なら、ブラック珈琲のようなダークカラー配色 (それはそれで好きなのですが)でまとめがちですが、なんだか柔らかく、優しいトーンの服に包まれていたいような気分だったようで。

『落ち葉のクレッシェンド』な季節の旅コーデ by大森葉子_img4
ルメールのデザイナー、クリストフ・ルメールのデザインする服が好きで、アーティスティックディレクターをつとめていた頃のエルメスの服は喉から手が出るほど欲しかった(けれど、もちろん手が出るはずもなく……)。それが毎シーズン、ユニクロで購入できてしまうという!  というわけで、マントを脱げば、全身ユニクロUでした(笑)。ニットは昨年の秋冬、パンツは今季、靴は今年の春夏のものです。さすが、クリーンでミニマリズムなデザインが信条なルメールだけあって、シーズンをまたいでミックスしてもしっくりまとまります。

紅葉は始まりかけでしたが、台風の影響もあって、落ち葉は多め。奥湯河原から湯河原パークウェイを抜けて芦ノ湖に抜ける道中、標高差約800mの山を登っていくほどに木々の紅葉の色が深く、色数が増えて行く景色の変化は、あたかも季節が初秋から晩秋へと駆け足でうつろっていっている時を早回しで見ているかのようでした。

緑、黄色、赤、茶色……そんなカラフルな自然の色彩を前に、自分のコーデはキャンパスのようだと思い、「この配色で正解だったな」とひとりごちてもいました(笑)。

  • 『落ち葉のクレッシェンド』な季節の旅コーデ by大森葉子_img5 数年前エディターズバッグとしてブレイクしたサンローランのミューズ。レザーなのに軽く、とても丈夫で、肩からかけられ、A4ファイルも折らずにらくらくと。上部をファスナーで締められ、内ポケットも完璧。そして、(私は旅の荷物が少ないので)1泊旅行にも♪ 流行なんて関係ありません。私は、ずっとこのミューズ(大)をお手入れしながら、愛し続けることを誓います! 
  • 『落ち葉のクレッシェンド』な季節の旅コーデ by大森葉子_img6 この手のハイカットのスニーカーはコンバースを数足所有しており、それで充分だと思っていたため購入を見送っていましたが、セールで破格の値段となって店舗に積み上がっており、「私に買えということですね」と素直に購入。そして、季節を問わず、他のユニクロUのアイテムたちと相性が良いので、今ではとても満足しております。
  • 『落ち葉のクレッシェンド』な季節の旅コーデ by大森葉子_img7 こちらは箱根の店舗に貼られていたポスター。キャッチコピーが、今年いちばん胸に響いたので紹介させていただきます。同行者はフリーランス業だったため、「まったくピンとこない」と言っておりましたが……苦笑。代休を取得していた当日にこれを見て、「あ〜、明日も休みたい」と思ったのは言うまでもありません(笑)。

気候と行き先(目的)を考慮しつつ、やっぱり大好きなアイテムたちで身を固めるのが、心身ともにリラックスしたい私の旅コーデのようです。

CREDIT :
マント/ブルーバード・ブルバード
ニット/ユニクロU この日と同じ
パンツ/ユニクロU
靴/ユニクロU この日と同じ
バッグ/サンローラン

アイコン画像

大森葉子

主にビューティ担当。「今日は夏休み?」と聞かれてしまうほどの“ど”カジュアルと「今日は何かあるの?」と聞かれてしまうほどのデザイン性のある服が好き。ほぼ“一目惚れ”買い派。

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