2018.2.23

米沢織の魅力とは?
〜おしゃれの街・米沢を巡る〜

旅の初日、上杉謙信が祀られるという上杉神社へ。「どうか、このプロジェクトが成功しますように…」と、みんなでお参りをしました。

今回のコラボレーションアイテムに使われる素材はすべて、米沢織が使われています。米沢繊維協議会の公募によって集められた生地から大草編集長が気になるものを選び、手間をかけてカスタマイズをほどこしてつくり上げた完全オリジナルの米沢織なんです。そう考えると本当に貴重! 
米沢織という言葉は聞いたことがあっても、それが一体どのようなものなのか、深く知る方は限られているのではないでしょうか。2017年11月、大草編集長率いるミモレチームはコラボアイテムの素材となる米沢織をもっと身近に感じるため、この地を訪れました。

“米沢に根ざす繊維産業。
これから目指すのは“おしゃれの街・米沢”


「日本の伝統技術である米沢織をもっとたくさんの方に知ってほしい」。その思いは、米沢市全体での取り組みでもあるのだそう。米沢市長の中川勝さんのもとを訪れ、お話を伺いました。

笑顔で迎えてくださった中川市長。今回のコラボプロジェクトの話も興味深そうに聞いてくださいました。
米沢市長のためになるお話に頷く私たち。とても和やかにディスカッションは進みました。

米沢織は、和装のイメージが強いかもしれません。しかしそれも今、変わり始めています。もともとは、伝統的な紅花染めの絹織物が主流でしたが、現在は、コットンや化学繊維と組み合わせたさまざまなタイプの布が作られています。その技術力は世界的に評価され、海外のアパレルブランドからも発注が増えているのだそう。中川市長は言います。

「米沢織は江戸時代から続くものです。明治になり本市に設立された人造絹糸製造所は後のテイジンとなり、今年で100周年を迎えます。米沢にも、そのようなファッション史が根づいているのです。地域活性化にファッションをどう活かしていくか模索していた最中、今回のプロジェクトの知らせを受け、とても嬉しく思っています。これまでの米沢織の歴史と新しい感性がどうフォーメーションしていくのか楽しみにしています」。


米沢織の歴史に触れる旅
その1 日本最古の米沢織の織元「新田」へ


米沢織の特徴は自然の染料を使った「草木染」。紅花などの植物染料を使った、風合い豊かな先染織物が有名です。米沢織の歴史を知るにあたり訪れた明治17年に創業の織元「新田」では、今もなお手作業で紅花染が行われています。ここは、織りから染色までを一貫して行う数少ない機屋でもあります。

株式会社新田の5代目、新田源太郎さん(写真左)が見せてくださったのは、紅花だけで染めたという織物。淡いピンクから韓紅へ、染料の量によって変化をつけた美しいグラデーションに、思わず身を乗り出す大草編集長。「この色に出会い感銘を受けた僕の祖父と祖母が、紅花紬を作り上げたんです」と新田さん。新田さんは1980年生まれの38歳。フレッシュな感性で、米沢織の新しいブランドを立ち上げるなど、新境地を切り開いています。
染め上げた糸は天井から吊るして自然乾燥。米沢織の特徴でもある、織る前に染める「先染め」。染めてはさらし、染めてはさらしを繰り返し、思い通りの色に染め上げるのだそう。
新田機業工場で使われている植物染料の一覧。、紅花をはじめ、くるみ、栗、梅、藍などがあり、その色合いはさまざま。
できあがった糸は、糸繰り機にかけて、糸枠に巻き取っていく。木材で作られた糸繰り機に歴史を感じます。すごい速さで巻き取られていくさまは圧巻。
オートメーション化が進むなか、新田では現役バリバリの手織織機が。職人さんが経糸に緯糸を丁寧に通し、一段ずつ編み上げていく姿を間近に見て感激。
染めあがった糸。紅花とそのほかの染料を重ねて染めることで、どんな色相もつくることができると言います。絹ならではの光沢も相まって、見とれるほどの美しさ。
織り上げられた生地のバリエーション豊かなこと! さまざまな色が織りなす生地、透けるほど繊細な生地、ツルッと肌を撫でるような生地…。そのどれもが唯一無二の米沢織の魅力を物語っていました。

 

その2 米沢織物資料館へ

そして私たちは、米沢織の時代の移り変わりを知ることができる資料館へ。米沢織や紅花染の工程が精巧なジオラマで表現されていて、とても楽しくて分かりやすい! 古くから伝わる貴重な織機や江戸時代の着物なども展示してあり、見どころ満載でした。

資料を真剣に見学する大草編集長。より深く理解を深めることで、コラボアイテムへの愛情も増していきます。
カラフルな“絹糸の回廊”をくぐり抜けて。幻想的な風景が広がります。※現在耐震化問題で閉館中のため、閉館中のところを特別に見学させていただきました。

大草編集長と私たちミモレスタッフは、米沢織の歴史的な背景を知り、この日の取材を終えました。次は、コラボアイテムのトワルチェックやサンプルチェックの模様をお届けしますね!

Vol.1「江戸時代から受け継がれる米沢織とのコラボレーションが実現!
目指すのは、日本のものづくりが根ざす服」
はこちら>>


Vol.2「【大募集】「ミモレお茶会@米沢」に参加しませんか?」はこちら>>

Vol.4「ゼロから作った究極のコラボレーションアイテム 進捗レポート!」はこちら>>

Vol.5「米沢市と大草編集長の思いがつまったコラボレーションアイテム全貌公開!」はこちら>>

<予告>
Vol.6「大草編集長が着こなす!「ナチュラルビューティー」×ミモレコラボレーションアイテム」3月9日(金)公開予定

お楽しみに!

ミモレ編集部が米沢へ!
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※山形県 米沢市内の情報に限ります。
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応募締切:3月21日(水)~11:59まで

撮影/目黒智子 構成・文/榎本洋子