以前このコラムでもお伝えした、タランティーノ監督の最新作『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』。ありそうでなかったブラッド・ピットとレオナルド・ディカプリオの豪華共演が話題になっているこの映画の撮影シーンの最新ショットが入ってまいりました。

カルト集団、マンソン・ファミリーが起こした殺人事件の被害者、シャロン・テートを背景に描かれる、1969年のハリウッドが舞台のこの作品。タランティーノ監督が構想に5年もかけたというその内容も気になるのですが、私が気になっていたのは、ハリウッドきってのブロンドイケメン枠である、ブラピとディカプリオが実際どれだけ似ているのか、ということ。

ディカプリオ演じるハリウッド・スターのスタントマンを演じるのがブラピ。だからこそ、ふたりの似た背格好が生きてくるのですね。さすがタランティーノ、ふたりのビッグスターの使い方が冴えてます。

先日、レオ自身がインスタグラムのアカウントにブラピとのツーショット画像を載せていたのですが、アップした画像はフォトショ加工でレオは2重アゴをしゅっとさせて、ブラピは首のシワを消していたことが発覚してしまい、その画像はすぐに削除されてしまいました(残念!)。なぜバレたかというと、配給元が誤って加工前の画像を公開してしまったから。恐らくディカプリオではなく配給元が気を利かせて(?)加工した画像をレオに渡したのだと思うけれど、これは痛恨のミス…!

そしてこちらがパパラッチに撮られた映画撮影中風景のひとコマ。

…ん? アレ? ディカプリオ、太った…??

こうやって見比べてみると、背格好は似ているものの、ディカプリオよりずっと年上のはずのブラピの方がかなりしゅっとしていることがわかります。ディカプリオはぽっちゃり体型ももちろんだけど、フェイスラインがもたついているのが気になるかも。ダイバーシティが叫ばれ、体型批判しづらい空気の世相ではありますが、レオに限っては病気とかやむにやまれぬ事情ではなく、明らかにプロ意識の欠如でのびのび太っている気が…。ここはひとつツンデレ執事風に、「レオ坊っちゃま。スター俳優にあるまじきそのアゴのラインとビールっ腹、じぃは情のうございますぞ」と忠告して差し上げたくもなるのであります。美少年最盛期のときのレオ様を知っているからこそ、もうちょっと節制してせっかくの美貌を大切にしてほしいなと勝手な想いを抱いてしまいます。

ほかにもアル・パチーノやマーゴット・ロビーなど大物スターが勢ぞろいするこの作品、映画そのものはもちろんのこと、各映画祭でゴージャスな出演者たちが一堂に会するのを見るのも楽しみです。演技力も大事だけど、実際に授賞式などで見ていて楽しいのは、こういう華のあるスターなんだよなあ、と。

オマケ。タランティーノ監督の近影も。ハリウッド関係者ってやたらとストイックなイメージがあるからか、こうやって普通にお腹ぽっこり(失礼!)の中年男性を見るとなんだか安心してしまうのは私だけでしょうか。

写真:The Mega Agency/アフロ