旅雑誌『TRANSIT』で撮影された写真を見た瞬間、「この人の写真好きだわ〜」と一目惚れし、その後、出版された写真集を手に取った瞬間、「惚れた!」と彼女の撮影する写真に一気に恋に落ちました。カメラマンの名は在本彌生さん(ミモレでのインタビューはコチラ)。

現在は旅や料理の撮影をメインに行われています。繊細さと力強さを同時に内包し、具象なのに心象風景とも言えるような独特なムードが写真に宿っているところが本当に大好き♡ 自身の興味のままに世界中を飛びまわり、そこに生きる人たちの生活や横顔をフレームにおさめ続ける彌生さんのドキュメンタリー写真をミモレで取り上げたく、何回も「ミモレで連載を!」と口説きまくり、ついに折れてくれた彌生さん(笑)。

(本当はプリントで皆様にはお届けしたいくらいなのですが)毎週の連載を楽しんでいただけますでしょうか? 

1年の半分近くを海外での撮影活動に費やされておりますが、先日、久しぶりにゆっくりお会いできた日のこと……「これ、大森さんに似合うと思って」。そう言って、渡されたのがこちらの2つのリング。

  • 「これは、ヴェトナム在住のアーティストが作った水牛の角のリング。手が大きい人にしか似合わないから」と。「手が小さい方だと確かに間接が曲がらなくなるかもですね」と照れながら着けてみると、自画自賛ながら本当に似合う(笑)。※ちなみに、コチラのカットは不躾ながら我がiPhoneで彌生さんに撮影していただき、加工なし。光もキャッチして、美しい! なんでこんな風に撮れるんだ?
  • こちらは雲南省で。少数民族の方の刺繍の技術が生きたリングです。コーディネイトがプレーンな時にポイントにしたい、無国籍なエスニックテイスト♡ あまりにも好みだったので、この後、「私もいつか雲南省行きたい!」と主張。彌生さんから雲南省や隣接したチベット自治区の話をたくさんうかがいホックホク♪ アンティークの調度品が使われたホテルをホッピングしながら、チベットの古都ラサへ向かう壮大な計画を勝手に頭の中で描きました。
  • 雲南省でリングを購入すると、こんな可愛い巾着袋に入れてくれたのだそう。この巾着を彌生さんからスーッと渡された時には、この巾着がお土産だったのかと思ったほど愛らしい♡。



彌生さんが旅した先で購入してくれたリングたち。現地の空気までも運んでくれるようで、最近はつけて眺めてはニマニマしております。リングっていつでも目に入るから、自分の気持ちを鼓舞したり、ホッコリさせたり……お守り的なアイテムとしてピッタリなんだな〜、と改めて。

若い頃は向こう見ずに飛び込んでいたはずなのに、最近は刺激的な旅ができていない自分に一抹の寂しさを覚えつつ、彌生さんと旅をしてきたコチラのリングをして、ここしばらくはいつか自分が行けるはずの冒険を夢想していたいと思います。

今日のお品書き
昨今、ニュースをにぎわしている社会問題の原因についてジャーナリストの加谷さんが分析されています。「コミュニケーションの価値観の違い」によって引き起こされる問題は決して他人事ではないという感覚を持ち続けたいな、と思います。