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人気ヘアメイクの3種の神器「髪が変わるすごいブラシ」とは?

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「メイクの仕上がりを高めるには、良い道具を使うべし」と語るのは人気ヘアメイクアップアーティストの赤松絵利さん。
「ただメイクをするのではなく、丁寧にメイクをするだけで発色やメイクのもちも違ってきます。

その時に役立つのがブラシなどのギアアイテム。手に持った感触や肌に触れた時、お粉をのせた時の感触など、メイクの仕上がりを大きく左右するんです。毎日使うものだからこそ、こだわって欲しいですね」。
赤松さん自身が長年愛用している名脇役アイテムを紹介します。
 

大草 直子

断トツの使い勝手の良さと仕上がり感!「白鳳堂」と「メイソンピアソン」のブラシ

左は白鳳堂のブラシ。「本当に使いやすい。ブラシの硬さ・毛量など種類も豊富なので、お気に入りを探してみて」。
右はメイソンピアソンのヘアブラシ。「このブラシで梳かすと髪にまとまりが出るのでスタイリングしやすいですよ」(赤松さん)。

メイク上手の人は必ずと言っていいほど良い道具を使っています。職業柄、私もたくさんのギアアイテムを使っていますが、中でもブラシにはこだわりがあります。持った時の感触やブラシのしなり具合、粉含みの加減など、良い道具を使うとメイクの仕上がりが格段に違うから手離せなくなるんです。

私が愛用しているのは老舗ブラシメーカー「白鳳堂」のブラシ。アイシャドウからアイブロウ・チーク・リップまでパーツ毎のブラシが揃っていて、その使い勝手は文句なし。もう何十年も白鳳堂のブラシを愛用しています。
中でもおすすめしたいのはアイシャドウとチークの2本。アイシャドウやチーク本体に付属しているブラシも良いのですが、しっかりと柄のあるブラシで肌にのせるとふわっとのるんです。粉含みもよく、肌あたりもやさしいので、気持ちよく使えると思います。

もうひとつのおすすめはヘアブラシ。
イギリス生まれの「メイソンピアソン」のヘアブラシは、髪の根元から毛先までしっかりブラッシングできるのが特長。髪同士の摩擦も少なく、静電気もおこりません。
今、頭皮や髪の健康を考え、ブラッシングする人が増えてきています。髪のハリや弾力のなさ・うねりなどの悩みがある人、頭皮が硬くなっている人には是非、おすすめしたいブラシです。

 

 

リップメイク前に必ず仕込むシスレーのリップバーム

少量を唇全体に塗った後、口紅を。潤いはもちろん、ふっくらと立体的な口元に。
バーム コンフォール 9g ¥7920/シスレー

長時間にわたる撮影で何度もメイクチェンジをすると、女優さんの唇にも負担がかかります。冬場は乾燥でカサカサしてしまったり、口紅を何度も塗ると摩擦で唇の皮が剥がれてしまったり。でも、このシスレーの「バーム コンフォール」は、リップを塗る前に仕込むだけで潤いを逃がさず、しかもふっくらとエイジレスな唇になるので、とても助かっています。
女優さんからも「このリップバームを塗ると演技がしやすい」と言われるんですよ。唇が滑らず、セリフが言いやすいそうです(笑)。男優さんにも好評で、CMなど唇のアップの撮影をする時は欠かせないアイテムになっています。

 

赤松 絵利
ESPER代表/ヘア&メイクアップアーティスト。雑誌・広告・ヘアメイクプランナーとして活躍。 蒼井優、綾瀬はるか、多部未華子、常盤貴子、松岡茉優(敬称略、五十音順) など多くの女優を担当。著書『世界一シンプルなナチュラルメイクの教科書』(講談社)


撮影/目黒智子
取材・文/長谷川真弓
出演/片岡千晶(編集部)
構成/片岡千晶・國見香


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