英国:カミラ夫人(74歳)
バーバリーのクラシックモデルで、永遠の英国伝統スタイル

2021年6月22日、ロンドンの小学校を訪問。 トレンチコート/バーバリー 写真:PA Images/アフロ

初めてのご紹介、カミラ夫人のファッションです。
次期国王の妻(王妃)となるお立場としては当然、トレンチコートはやはりバーバリー。
デザインも、義理の嫁キャサリン妃のベースデザインと似たもので、こちらはまさにクラシックなモデルを選ばれています。

この年代の方がクラシックなトレンチを着ると、時に地味にもなりますが、夫人は洗練されてすら見えます。その理由は、無駄にゆとりを作らないフィットサイズと丈。
シニア層の方の場合、膝が出る丈のお洋服をお召しになることは少ないと思いますが、長すぎるとそれは野暮ったく見える要因になってしまいます。カミラ夫人のように、膝をキレイに隠す丈がベストなバランスです。
よって、若い層とは違い、コートと下のお洋服の丈バランスはほぼ同じ、もしくはややインナーが長めの丈が良いとも言えるでしょう。

ローヒールのパンプスは、コートに合わせつつ、義理の嫁キャサリン妃に影響されて? 黒ではなく、軽めで品の良いベージュというのも若々しさの秘訣です。

 

スペイン:レティシア王妃(49歳)
元ジャーナリストはベーシックデザインもバランスが命

2016年12月16日、ユニセフのスペイン委員会との会合。 写真:Gtres/アフロ

欧州プリンセスの中で、キャサリン妃と並んで、お洒落人気の高いレティシア王妃。公務の内容はもちろん、同行する方によってファッションも変える賢さが印象的ですが、なにせご結婚前にはジャーナリストとしてのキャリアをもつ王妃。トレンチコートの着こなしも、シャープでミニマル・スタイルです。

黒のパンツスーツの上に羽織られたのは、ベージュのプレーンなデザイン。軽めの素材で、ウエストのベルトもギュッと締め、まさにキャリア思考の自立した女性、といった凛としたスタイルが素敵です。
パンツに合わされることが多いため、コートはコンパクトで、丈も膝上と短めなのが特徴。バランスが取りやすく、身長が低めの方にもオススメのバランスですね。


関連記事
堅すぎない「卒入学」コーデは、スペイン・レティシア王妃がヒントに!>>