キャリアの初期は無謀な挑戦だと思われていた大谷翔平選手の二刀流を支えながら、2016年に北海道日本ハムファイターズを優勝に導いた栗山英樹前監督。「信じ切る力」で選手のポテンシャルを最大限に引き出す手腕は昨年3月のWBC(World Baseball Classic)でも発揮され、侍ジャパンを世界一のチームに育てたマネジメント力や人間力が幅広い世代から注目を集めています。

最新の著書は『信じ切る力 生き方で運をコントロールする52の心がけ』。栗山さんが若い選手たちを信じ、真正面から惜しみなく愛を伝える姿勢は、会社での若手との接し方や子育ての大きな参考にもなります。栗山さんがそこまで人を信じ切り、ブレないメンタルを保つ方法とは? インタビュー後編は、名監督の思考法を深掘りします。

【栗山英樹】選手の移籍は許しても、二軍の“茶髪”は禁止。その原点は「親父の一言」。ブレずに信念を貫くための思考法_img0
1961年生まれ。東京学芸大学を経て、1984年にドラフト外でヤクルト・スワローズに入団。1989年にはゴールデン・グラブ賞を獲得するなど活躍したが、1990年に怪我や病気が重なり引退し、スポーツジャーナリストに転身した。2011年に北海道日本ハムファイターズの監督に就任。翌年パ・リーグ制覇、2016年には日本一に。2022 年から日本代表監督に就任、2023年のWBCでは世界一に輝いた。2024年からファイターズ最高責任者であるチーフ・ベースボール・オフィサー(CBO)を務める。

栗山英樹
1961年生まれ。東京学芸大学を経て、1984年にドラフト外でヤクルト・スワローズに入団。1989年にはゴールデン・グラブ賞を獲得するなど活躍したが、1990年に怪我や病気が重なり引退し、スポーツジャーナリストに転身した。2011年に北海道日本ハムファイターズの監督に就任。翌年パ・リーグ制覇、2016年には日本一に。2022 年から日本代表監督に就任、2023年のWBCでは世界一に輝いた。2024年からファイターズ最高責任者であるチーフ・ベースボール・オフィサー(CBO)を務める。

前編「侍選手が「監督、近っ!」栗山英樹の次元の違う熱量の源とは?“落ちこぼれ選手”から“世界一の監督”へ、人生を切り開いた「信じ切る力」」>>