デンマーク:メアリー皇太子妃(50歳)
シックでリアルクローズがお得意の大人コーデ

2019年5月31日、ロスキレ・アニマル・ショーの50周年を記念に出席。 写真:The Mega Agency/アフロ

キャサリン妃と、お顔やファッションが似ていると言われる、メアリー皇太子妃。フェミニンなテイストを基本に、シックでリアルクローズな着こなしがとてもお上手です。

トレンチコートはブラウン味のあるベージュをチョイス。おそらくバーバリーだと推測しますが、やはりベーシックなダブルを選ばれていて、丈はパンツにも合う膝上ですね。
中は、カーキのカットソーに、ブーツカットのパンツ、ブラウンのブーツを合わされ、ベージュ×カーキのカラーコーデが、さりげなくセンスの良さが表れています。
実はこの時、皇太子妃のマニキュアは朱赤! お洋服はシックですが、ネイルで華を添えられているところに拍手です。

レティシア王妃がキッチリならば、こちらはラフに。一見似たスタイルも、色合わせや着方で印象は異なります。

 

モナコ:シャルレーヌ公妃(44歳)
一見シンプル。実はパイソンレザーの超上級トレンチスタイル

2017年9月22日、ミラノ・ファッション・ウィーク。ジョルジオアルマーニSS コレクションにて。 写真:ロイター/アフロ

最後は、欧州一ゴージャス・ファッションがお似合いの、シャルレーヌ公妃です。そんなプリンセスが選ぶトレンチとは?

ライトグレーのコートはなんとパイソンレザー。ダークグレーのジャンプスーツにベルトやフラットシューズも共に爬虫類系。しかも全て異なる種類と、なんとも高度なコーデ。なのに難なくさらっと、リラックス感すら感じさせるところがさすがです。

そのポイントは、色味をグレー系で統一していること。全体がシックにまとまっていますね。こんな上級コーデも、アニマル使いを全体的に2つまで、にすれば真似がしやすいはず。ライトな色のレザーは、Tシャツやシャツ等と合わせて、春にも大活躍するので便利です。


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シャルレーヌ公妃を除き、各国プリンセスの皆様にとってトレンチといえば、やはり鉄板のベージュが基本です。
年齢や個性によって多少の差はあれど、結局のところ、飽きのこない年齢問わず活躍する、定番のクラシックモデルをチョイス、というところも共通しています。
着回し上手で倹約家、という点も国民からの評価に繋がる、人気プリンセスの皆様にとっては当然とも言えるのでしょう。

構成/高橋香奈子


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