ダイアナ元妃が愛用されたシャネル③ キルティングバッグ

1996年6月1日、米シカゴのノースウェスタン大学を訪問。写真:Mirrorpix/アフロ

ペールグリーンのロングジャケット+タイトスカートのセットアップをお召しになったダイアナ元妃が肩から掛けていらっしゃるのが、シャネルのキルティングバッグ。
黒のボディに輝くCCマーク、ゴールドチェーン&レザーのストラップが、まさにブランドアイコンとなるバッグを元妃も愛用されていました。

シャネルデビューとなった赤のお洋服の時にもお持ちのようで、一緒に当時購入されたと思われますが、約8年経っても、愛用されているところは、元妃も使い回し上手だったことが分かります。

首元には4連のパールチョーカーと、一見シャネルバッグと喧嘩しそうですが、実は靴もシャネル。白×黒のコンビ、バックストラップパンプスを履かれていることで、縦ラインのカラーコーデがスッキリとまとまり、シャネルバッグが引き立つコーディネートとなっています。上級の小物使いですが、ぜひ参考にしたいですね。

 

ダイアナ元妃が愛用されたシャネル④ キルティングのビッグハンドバッグ

1988年6月、NYにて。写真:Mirrorpix/アフロ

こちらは1988年、26歳のダイアナ元妃です。
白のノースリーブに、ゴールドのバックルのベルトをアクセントにしたワンピースに、生成りのキルティング・ハンドバッグを持たれています。ワンハンドルで大きめサイズが、シンプルなドレスに映え、とても気品あるお仕事スタイルになっています。

ブロンドヘアを含め、バッグのCC、ベルトバックル、カルティエのタンクと、全身でゴールドのバランスが絶妙な上に、ネックレスとイヤリングだけはパールにされたところが素晴らしい! これがゴールドだったなら、ここまで上品には見えなかったでしょう。
顔に近いジュエリーはパール、ゴールドは少しづつ効果的に。シンプルに見えて、かなりの上級コーデ。ダイアナ元妃のこんな着こなし、全身で真似したい! と思うのは、きっと私だけではないですよね。

ダイアナ元妃が愛用されたシャネル⑤ キルティングのショルダーバッグ

1997年6月15日、米国で行われた、元妃のドレス・オークションに出席。写真:Shutterstock/アフロ

最後は、亡くなる2ヵ月前のダイアナ元妃です。
ご自身のドレスをオークションにかけるべく、ニューヨークにいらした際のファッションがこちらでした。白のセットアップに、ベージュのキルティングバッグを肩から掛けられた、ワーキングスタイルが素敵です。バッグの形がカジュアルで収納量があるタイプとなり、お仕事スタイルがより進化したように感じますね。こんな風に、ナチュラルでさらりとシャネルを持てる女性、憧れます。

このように、実はシャネル愛用者だったダイアナ元妃。しかし一方で、意図的に避けていらした時代もあったんです。その理由はまた次回のお楽しみに。


構成/高橋香奈子

 

 


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