こんにちは。東京でもグンと気温が下がった今週、私の冷え性レーダーも急上昇中で、やたらと寒さに敏感になっております。
そんななか、11月18日の東京都の小池都知事による定例会見で、ファッション編集者としても関心を寄せずにはいられない発言がありました。そう【都は12月1日から来年3月31日まで、節電キャンペーン「HTT(減らす、創る、蓄める)」の一環として、タートルネックを推奨】という、あの会見です。

きたる電力不足への節電対策のひとつが「タートルネック」とは! なかなか斬新です。そしてお手本に挙げられたのはフランスのマクロン大統領。すでに公務でタートルネックを着用し、欧州では冬の節電のシンボルとなっているのだそう。

この発言には賛否両論あるようなのですが、個人的には賛成! です。なぜなら①寒がりなのでタートルネックの暖かさを日々実感済み。②単純に男性のジャケット+タートルネック姿が好き、という理由から。

そのうち、男性ファッション誌でも「HTTファッション」としてタートルネックの着回し企画が登場するのかもしれませんね……!? 職場のカジュアル化が進みそうです(実際に都庁の職員の方々のタートルネック着用率は爆上がりだそうです)。

かくいう私も、今週たびたびコーディネートにタートルネックが登場。そこで、勝手に「今日のHTTコーデ」を紹介させていただきます(笑)。

ソージュのウールのジレにドゥロワーの黒のウールのタートルネックを合わせています。近年のトレンドアイテムでもあるタートルネックは、このジレの登場によって再び脚光を浴びたのでは⁉︎  と思うくらい、ロングジレと好相性です。

急に寒くなったので、ウールのタートルネックがこの冬初登場。ドゥロワーのウール素材のタートルネックは、ハイゲージのリブニットでタイトなシルエットです。ざっくりしたローゲージのものも可愛いですが、ピッタリしたハイゲージのウールのニットは確かに暖かいと感じます。

また別の日はジャケットのインナーに。

この日は上の日ほど寒くなかったので、アーセンスのシルク素材のタートルネックをジャケットのインに。ジャケット+タートルのマクロン大統領おそろコーデです。

このアーセンスのシルク素材のタートルネックは着心地も良く、色違いで2色購入したお気に入りです。シルク素材なので、夏→秋のスイッチ時にも活躍してくれました。ジャケットの中に着ても蒸れない点も優秀です。

確かにタートルネックを着ていると、首が出ているより断然暖かいですよね。とはいえ、首を温めることもそうですが、腰周りをあたためたり、足首も出さない方が良いですし、ボトムの下にレギンスを穿くのも効果あり……と、首だけあたためても劇的には暖かくならないのも事実。

クールビズのときの「あぁ、あったよね、半袖ワイシャツ」と同じ立ち位置にタートルネックがならないよう、切に願います……。でも、タートルネックニットの着こなしがこんなに注目されるなんて、『古畑任三郎』以来じゃないでしょうか(古くてすみません)。この冬のタートルネックニット、ますます大注目です!

 

朏亜希子の「タートルネック」コーデ
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