多くの大女優からご指名を受ける方と、文化人など一般の我々に近い人にメイクした経験値がとてつもなく多い方。活躍のフィールドが異なる2人のヘアメイクさんに、「私のような中年のメイクって最大のポイントはなんなんですか?」と聞いてみたら、全く同じ答えが返ってきたことがあります。なんと口を揃えて言うのです、「歳をとればとるほど、なるべく塗らないのが大事」だと。以来ファンデはなるべく薄く薄く、を心がけるようになりました。そんなベースメイクが今週のお助けコスメです。

「年齢とともに変化する肌や表情を無理に隠さない」がコンセプトのコスメ「アイマイ」は(上記のお二人とはまた別の方ですが)やはり人気ヘアメイクのひとりである小田切ヒロさんが推していて気になっていました。メインアイテムのBBクリームUVに、トーンアップ効果をプラスした新色が追加されました。アイマイ BBクリーム UV ライト(3/1発売) 30g SPF50/PA++++ ¥3520/モデラート


アラが隠せないと不安? でも実は「厚塗り」のほうが若い人向けな理由


輝く笑顔のK-POPアイドルたち。もちろんあの手この手で美肌を磨いているとは思いますが、一点のスキもなくしっかりファンデを塗られたマット肌が主流ですよね。最近の若い世代のメイクは韓国の影響が大きいですから、10代では白塗り&厚塗りがトレンドだそうです。

しかし、舞妓さんの白塗りをイメージしてもわかるように、パーンとハリがありフェイスラインがシュッと上向きの10代なればこそ、厚塗り肌がつるんと光を反射して、イチゴ大福のようにモチっと可愛らしいのです。そして肌を取り巻く髪のツヤや白目の透明感もミドルとはケタ違いにみずみずしい!

一方、へこみや質感のムラが生まれた40代の肌を均一に塗り込めても、逆に毛穴や小ジワ、たるみによる陰影が曇った鏡のように邪魔をして、なかなかキレイに反射してくれません。むしろ代償として失うのは、ミドルにとって買ってでも欲しい透明感やみずみずしさ。というわけで、大人こそ厚塗りでフタをしている場合ではないのかも!

ひと昔前のBBクリームと違い、重すぎない水っぽい質感で延ばせます。健康的なピンクベージュで、くすみがちなよくあるBBクリームとは一線を画す色みに仕上がっています。
塗ってみた質感はセミマット。ヌルヌルしたツヤ肌は苦手なのよね……と言う方に特におすすめかも。シミやニキビ跡などは透けて見えますが、そこは無理に隠さないくらいの厚みが、透明感の観点から言うと実は適正。アラがどうしても気になる方はコンシーラーで消すことが推奨されています。新色(BBクリームUVライト)には内側から柔らかな光を放つ微粒子パールがプラスされたということですので、透明感偽装にも一役買ってくれるはず。もしよければお試しになってみてください。


前回記事「春の美白シートマスクは保湿力で選ぶ!プチプラでも高級でもないけど高コスパ」はこちら>>

これまで紹介したコスメ一覧を見る