LESSON 1 
パール下地&イエローで凸顔をフラットにするプレベースメイク


坂口さんの顔を触ってイガリさんが開口一番放ったのが「頬骨が高い〜」という言葉。実際にその場にいたスタッフたちの頬と触り比べてみると、坂口さんの頬骨は前に出っぱっていることが判明。真顔でもニッコリ印象に見える理由は、この飛び出た頬骨のおかげでもあるのだとか。
「まずは、前に出ている頬骨を引っ込ませるようにメイクします」とイガリさん。

そこでセレクトされたのが、パールタイプの下地とイエローのコントロールカラー
パールタイプ下地を使う理由は、前回解説したのと同様、シミや色ムラ、パーツによる影などを一旦ゼロに戻すため。

ベースアイテムを塗る時には、4点にアイテムを多めになじませ、ここから全体に広げるようになじませる。そうすることで高くしたい部分がベースの効果で自然とトーンアップされ、メリハリのある顔立ちに。

イエローをセレクトしたのは、「坂口さんのボーイッシュな特徴に合わせた感じ」とイガリさん。
「ショートカットでサイドのもみあげ部分とか、顔周りにポイントとなる要素が多いので、トーンアップしすぎると顔だけが浮いて見えてしまいやすい。それに頬骨だけでなく口元や人中も前に出ていたりと、全体的にパーツの出っぱりが多い顔立ち。ブルーとかパープルみたいな色で透けさせるのではなく、イエローを使って、主張しているそれぞれの要素をまとめあげるようなイメージ」とイガリさん。