「琴線に触れる」の正しい意味は、感動や共感を与えること
まず、琴線の意味を見ていきましょう。
①琴の糸。
②感じやすい心情。心の奥に秘められた、感動し共鳴する微妙な心情。
(広辞苑 第七版/岩波書店 より引用)
琴やバイオリンなどの弦。
(新明解国語辞典 第八版/三省堂 より引用)
そして、「琴線に触れる」とは、
(心の)琴線に触れる=読み手や聞き手に大きな感動や共感を与える
(新明解国語辞典 第八版/三省堂 より引用)
とあります。
「琴線に触れる」は、「相手の怒りを買ってしまった」という意味に取られることがあります。これは「逆鱗(げきりん)に触れる」と混同してしまったことが原因と言われています。また、「触れてはいけない不快な話題に触れてしまった」という意味も誤りです。
「琴線に触れる」とは、大きな感動や共感など、素晴らしいものに対して使うポジティブな言葉です。
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