ドラマの登場人物に刷り込まれて、劇中広告のアイテム何度も買いました


アツミ:「露骨すぎるスポンサーの商品アピール」もみなさんおなじみです。劇中広告のあのわざとらしさって、私は結構好きなんですよ。

 

はしも:「栄養ゼリーのスティックをあめちゃんのようにやたらさしだす」っていうのもそのうちのひとつですよね。

アツミ:やたらでてくるのが、韓国の高麗人参のブランド「正官庄」。「元気がないときはこれ!」とか言いながら(笑)。あと「ネスプレッソ」。コーヒーが落ちる様子を最初から最後までフルで映して、人物が一口飲んで「ホッとする~」と一言いったり。主人公が突然「ダイソン」で部屋を掃除し始めるとかもよく見ます。

 

はしも:一時期すごかったのは「サブウェイ」ですよね。朝食も、会議も、デートもサブウェイ。『愛の不時着』では、ヤンニョムチキンの「bb.qチキン」とかも。

アツミ:効果絶大ですよね。「次にソウルに行ったら行こう!」と思うし。私もドラマの登場人物に何度も刷り込まれて、「KOPIKO」(コーヒーキャンディ)とか何度も買いました。ちなみにはしもさんのとっておきの「あるある」はありますか?

はしも:伝わってほしいやつは「野良犬の犬種、1種類しか見たことない」ってやつなんですね。

アツミ:それ私もよくわかんない(笑)。

はしも:韓国に「珍島犬(トンドッケ)」っていう犬がいて、日本で言えば「柴犬」みたいな感じなんですけど。野良犬が出てくると、必ず珍島犬なんですよ。勇敢な性格で、あるドラマでは「珍島犬警報」って言葉が出てきてるんですけど。

アツミ:『プロデューサー』ですよね。コン・ヒョジン(『椿の花咲くころ』)が演じる強気な女性プロデューサーが「やったる気持ち」になると、周囲がみんな恐れおののくという(笑)。私は犬というと「豊山犬(プンサンケ)」を思い出すんですよね。ハン・ヒョジュ主演の時代劇『トンイ』で、事件をかぎつけると探らずにいられない主人公が「私はプンサンケと呼ばれてるんですよ。一度嚙みついたら離さないんで」とドヤってたのを。南の「トンドッケ」と北の「プンサンケ」は、土佐犬と秋田犬みたいな感じなのかもしれませんね。