ミモレ読者の代表として〔ミモレ編集室〕メンバーが綴る「私にとってのミモレ」。
今回はメンバーのakikoさんのエッセイをご紹介します。


最初にミモレの記事を見つけて読んだのは、もう7年か8年くらい前でした。
当時は、40代前半で保育園に娘を預けてから、外資系アパレルショップやとある輸入食料品店でアルバイトをしていました。

20代後半は外資系のハンドバッグのショップマネージャーという忙しくてもやりがいのある仕事をしていました。30代に入り、転職して、数年後、ようやく子供を授かったものの、つわりがひどく続けられませんでした。

ラッキーなことに第一希望の認可保育園に入ることができ、また仕事ができるようになりました。働ける時間に制限がありますし、小さい子供がいるとできる仕事が少ないです。履歴書を15枚くらい書き、ようやく採用されたことを今でもよく覚えています。

キラキラしていてうらやましい


正直最初にミモレを読んだ時は私とは全然違う世界の人の話だと思いました。アルバイトが別に楽しくないわけではありません。常連のお客様や一緒に働く仲間もいい人ばかりです。

ファッションスナップに出ている人はみなさんキレイで楽しそう。キラキラしていているように見えてうらやましい。憧れ半分、嫉妬半分。私とは違う世界だけど、時々ミモレを見るようになりました。

 

好きを思い出せる場所


今から11年前、あるきっかけから資格を取得しました。資格を活かした仕事をしたいと思い、少しの間はアルバイトと資格の勉強をしていました。

4年くらい経ってから、資格の仕事に専念しようとアルバイトをやめました。なんとなく前よりはミモレが身近に感じるようになってきました。

30代後半から40代前半は、いつの間にか自分よりも、子育てや仕事、家事を優先していて、ついつい好きなものを忘れてしまっていることに気が付きました。

いくつかミモレで“好き”を思い出せる機会がありました。

その中の一つ、2年前、「N.O.R.C by the line×ミモレ秋の新作オーダー会」の記事を見ました。そこで私好みのトレンチコートを見つけ、購入を決めました。「あぁ、こういうものが好きだった」と思い出せる瞬間でした。

40代後半になると、好きを思い出すきっかけも増えてきました。例えば、マティスのポストカード。実は30年くらい前に購入。私の身の回りを整理した時に見つけて、やっぱり好きだと思って残しています。

 


新しい世界を知る場所


私は49歳になりました。白髪も増えました。更年期は未知数で、どうなるのかなと不安になることもあります。今のミモレは私にとって「新しい世界を知る場所」です。知らない知識を得るきっかけになっています。

今いる自分の世界からちょっと新しい世界を知る場所があるってなんだか楽しい。

最初のミモレはなんだかキラキラしていて、私とは違うと思っていました。今は身近な心強い味方です。ミモレと一緒に年齢を重ねていけたらうれしいです。

akikoさん

自分らしく仕事や暮らしを楽しむことを大事にしています。
お笑いをみること、本を読むこと、学ぶことが好きなアラフィフのフリーランスです。

 

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