ヴィンテージワインのように熟し変化した唯一無二の香りを大切にしています

岡野瑞恵さん
ヘアメイクアップアーティスト。 1969年出まれ。大手化粧品メーカーでのヘア&メイクを経て、2005年よりフリーとして独立。 確かな理論に裏付けられた旬感のあるメイクと現場を明るくする人柄で、女優、タレントから指名され続けている。Instagram: @TAMALIN727

 

フエギア 1833 フアンマヌエル 100ml ¥45100/FUEGUIA 1833
※現在販売しているのはヴィンテージエディションではなく、現行エディションのフアンマヌエルのみです

 


岡野さんコメント

香水が大好きでフエギア 1833のものはいくつも持っています。

中でも、普段バラの香りは選ばないのですが、「フアン マヌエル I-XVIエディション」はヴィンテージでバラとは思えない、唯一無二のかっこいい香りにやられました。ヴィンテージワインの様に熟して変化させて販売しているのが、素敵です。

香りの付け方として、仕事の時には出かける少し前、食事会の時は出かけるかなり前に少量つけます。あとはお風呂上がりにもごく少量つけるとスイッチオフとなりその後ワインを飲んだり。こだわりとしては出かける前につけて、外で付け足す事はしない様にしています。そして必ず2種類をレイヤードでつけます。自分らしさをだすため、誰かと一緒ではつまらないのでちょっと複雑に。

私にとって香水は自分らしさの手助け。服装もシンプルなので、香りを身にまとう事でよりアイデンティティや雰囲気が印象に残ると思います。 仕事の時はもちろん自身のスイッチになりますし、気分も上がるので、なくてはならないものです。


※フエギア 1833の香水は熟成させることができます。約5年間熟成させたヴィンテージコレクションはワインやウイスキーのように角がとれた、深く丸みのある香りに変化している貴重なもの。
le cave collectionシリーズ

 


香りがあって初めて自分が完成する、まさに私のアイデンティティ

松本千登世さん
美容エディター。1964年生まれ。大学卒業後、航空会社の客室乗務員、広告代理店勤務を経て、出版社に入社。 その後、講談社『Grazia』編集部専属エディターなどを経てフリーランスに。心に染みる美しい文章で美容業界でもファンが多い。

 

(左)テールとは「大地」のこと。シトロン、ジュニパーベリー、ティムットペッパーの新鮮な香り+ミネラルとウッディノートとの調和を楽しめる生命力に満ちた香り。
エルメス テール ドゥ エルメス オー ジヴレー オー ド パルファム  100ml ¥19030/エルメスジャポン

(中央左)ブランドを象徴し、名香といわれるベストセラー。フルーティーで、フレッシュでアロマティックな香り。クリード アバントゥス オーデパルファム 100ml ¥53570/クリード 

(中央)中東の伝統的な香水文化にオマージュを捧げて、ローズ、ウードウッド、アンバーグリスを中心に調香。レ・パルファン ルイ・ヴィトン オー ドゥ パルファン レ・サーブル・ローズ 100ml ¥51700/ルイ・ヴィトン ジャパン 

(中央右)自然を愛したガブリエル シャネルの洗練された女性らしさにインスピレーションを受けてクリエイトされた香り。深みがありつつ爽やかで透明感を感じさせる。クリスタル オードゥ パルファム 100ml ¥21560/シャネル 

(右)キーノートはシトロン ノワール(乾燥レモン)。柑橘系の果実の香りのイメージそのものの清涼感と同時に日干ししたレモンのスモーキーなノートも。香りも長時間持続する。オー ドゥ シトロン ノワール オーデコロン ナチュラルスプレー 100ml ¥17600/エルメスジャポン

 


松本さんコメント

毎日、外出するときにファッションや気分に合わせて、使い分けています。

エルメスの「オー ドゥ シトロン ノワール」は青さ×苦みの、ベストバランス、「テール ドゥ エルメス オージヴレー」は温もりとクール感の、ベストバランスを楽しめます。

「シャネル クリスタル」は30年以上使っていて、肌そのものが香りでほのかに染まる安心感あり。どんな装いにも「洒脱」感を加えてくれるのは「クリード アバントゥス」。

そしてまさに「一目惚れ」した香りで、まだ手に入れていないけれど、次なる香りとして長く付き合いたいと思っているのが、「一目惚れ」したルイ・ヴィトンの『オー ドゥ パルファン レ・サーブル ローズ』。少しだけ背伸びをしてお洒落を楽しみたいときに使いたいと思っています。

香水は気候や気分、ファッションによって、足首や内もも、ウエストあたり、とつける場所を変えています。
香りをつけ忘れると、家に一度戻りたくなるほど、それがあって初めて自分が完成する、まさに私の「アイデンティティ」だと思っています。