体重が減らずイライラ。結果を早く出すために重い腰をあげました


順調に進んでいるかのように思われたダイエット。ですが、一定の体重まで減少するとその後、うんともすんとも動かなくなったのです。ガマン比べのような状態で1〜2キロ増えるなんてこともあり、徐々にストレスが溜まっていきました。
ストレスが溜まると、その反動で食べてしまう悪いクセがあったので、ここをうまく乗り切らないと今までの苦労も水の泡……。そこで、太っていた頃の自分の写真を冷蔵庫の扉に貼ることにしたのです。家族に見られようが娘に笑われようが、「あの頃の自分に戻っちゃダメ」と言い聞かせられるように。この写真、お腹が空いて冷蔵庫の扉に伸びる手を止めるに十分すぎるほど効果がありました(笑)。

 

何とか持ち堪えていますが、食事の見直しだけではこれ以上の結果は出せない、と限界を感じていました。「何か手を打たないと」と考えた時、残すは運動でした。消費カロリーを増やして脂肪が燃えやすい体にしないと、背中やお腹・腕まわりのお肉は減らないと気がつきました。
幸か不幸か、自宅の目の前にスポーツジムがオープン。行きたいときにすぐ行くことができる、歩いて2〜3分なので通うならここしかないと決意、すぐに入会しました。

人の居ない時間帯を選んで、朝7時からランニングマシーンと筋トレ。正しいマシンの使い方を学ぶため、週1でパーソナルトレーニングも受けていました。9時の始業時間(当時はオンライン)には間に合うようなシフトを作り、これを週に2〜3日続けていたのです。
すると、あれだけ止まっていた体重が減り始め、1カ月で3キロ減! ですが、結果を求めるあまり、過度なダイエットになってしまったらしく、まわりからは「具合悪いの?」「病院へ行ったら?」と心配されるようになってしまったのです。2年ほどで15キロ近く減っていましたが、ここからは数字にとらわれず、ゆっくりとしたペースに切り替えました。

 

体重は落とせてもきれいに痩せていない!


ジム通いで体重は落とせましたが、何かが違うと感じるように。そう、きれいじゃないんです。というのも、脂肪が減ると皮膚がたるみ、お腹まわりやヒップ・二の腕などのタプタプが、より一層老け見えしていました。
さらにこの時期、リモートワークから出社へと勤務体系が元に戻ってきて、会食などの予定も入るようになったのです。すると、それに比例するかのごとく体重が増えて、あっという間に5キロ増。体脂肪率も高いままですし、せっかくのダイエットがムダになってしまうかもしれないと、新たな決意をすることにしたのです。

運動を始めて10キロくらい体重が減った時に購入した「ヌメロ ヴェントゥーノ」のピンクのワンピ。「ご褒美で買ったけど、まだ似合わなかったのでダイエットを継続(笑)。今、ようやく着られるようになりました」(竹内さん)