キャサリン妃が入院されている病院

2024年1月18日、ロンドン・クリニック。写真:AP/アフロ

こちらが、現在キャサリン妃が入院中のロンドン・クリニックです。ロンドンはメリルボーンにある、英国最大の独立系私立病院で、設立は1932年。1000人以上の看護師を擁し、約155種類の疾患の治療が可能で、7つの主要手術室に3つの追加手術室。泌尿器科、婦人科、整形外科、脊椎外科の手術のための6つの専門病棟もあるそう。2005年には、英国で初の民間病院として、前立腺癌のロボット手術も開始。

治療のみならずサービスも一流で、コンシェルジュが劇場チケットや運転手の手配、プライベート・チャーター機の手配に、術後に患者が近くで療養できるようサービス・アパートメントの手配もしてくれるというから、さすが私立病院!

設備もリクライニングベッド、テレビ、電話、ラジオ、エアコン完備で、全室バスルーム付き。なんとアメニティは、王室御用達モルトンブラウンだとか! もちろん無料です(笑)。さらには、毎日新しいタオルも用意されるというから、ファーストクラスというか、ホテルですねえ。

さらに驚くのが食事! 受賞歴のあるシェフたちが、栄養士とともに患者一人一人に合ったメニューを提供するらしく、その中には、“ロブスターのビスク”なんていうメニューもあるというからビックリ。術後や入院生活の中で、食事が美味しいかそうでないか重要な問題です。

キャサリン妃も、お身体こそ少し不自由であっても、ヘルシーかつ美味しいメニューが出され、これだけは自宅にいるよりプラスの出来事、と言えるのかもしれませんね。

 


王室にゆかりが深く、過去にはフィリップ殿下やマーガレット王女も入院

写真:ロイター/アフロ

エリザベス女王を筆頭に、かねてから新たな施設や病棟のオープンに出席されたりと、王室との繋がりが深いこちらのクリニック。今回のキャサリン妃以前にも、皆様が治療や入院をされたこともあります。

遡ること1960年に、王位を捨てたエドワード8世(ウィンザー公)が目の手術を受けられたり、1980年にはマーガレット王女が皮膚病変を取り除く治療をここでされました。また2013年にフィリップ殿下が、腹部の手術を受けられ11日間ここで入院をされました。その際、エリザベス女王が、愛する夫のお見舞いをされ、話題になりました。その時の画像がこちらです。