いよいよ春本番！ ついアウターや華やかなトップスに目が行きがちですが、着こなしの印象の新鮮さを案外左右するのはボトムスなんだそう。そこで穿くだけで今っぽく見えるボトムス選びのコツを、スタイリスト水野利香さんに教えていただきます。第一回目はカジュアルボトムの代表として外せない、デニム。普段のコーデをアップデートしてくれるデニムの選び方を教えてもらいました！
ビッグシルエット人気が継続中の今は
デニムも“ほどゆる”シルエットがおしゃれ
「若い頃から細いデニムを穿けば穿くほど細く見えると思っていたので、例えばSサイズが入るなら絶対にSサイズが穿きたいって少し前までは思っていました（笑）。でも、サイズはMでもLでもいいから、自分らしく着こなせるサイズを穿いたほうがエレガントに見えるということに気づいてからは、ぴったりよりも少しゆとりのあるサイズを選ぶようにしています。
特に最近はデニムに関わらずバギーやタック入りパンツなど、ビッグシルエットなデザインのボトムスが流行っているので、サイズ表記に囚われず、試着して程よくゆったりとしたサイズで穿けるものを選ぶと今っぽく見えると思います」
フェミニン派におすすめしたいのは「カーブデニム」。
穿くだけで女性らしいシルエットが作れます！
今まで穿いていたデニムをこれに変えるだけで途端に今っぽくなるデザインといえば、バルーンシルエットが特徴の「カーブデニム」。カジュアルになりがちなデニムコーデも、丸みを帯びたカーブデニムなら女性らしいシルエットが作れるので、フェミニンなスタイリングがお好きな方にぜひおすすめしたい一本です。
カーブデニムといっても、いわゆる鳶職の方が穿くような大袈裟なバルーンシルエットのものだとモードになりすぎて穿きこなすのが難しいので、今回穿いたヤヌークの「LAURA」のような、ゆるやかなカーブのものが使いやすいと思います。今回はデニムの女性らしいシルエットを生かしてフリルブラウスと女っぽいサンダルを合わせてみましたが、カーブデニムならシャツにフラットシューズやローファーを合わせても、どこかフェミニンなスタイルにまとまります。
この春トレンドの「バギーデニム」は
あえて1、2サイズ上げて穿くと今っぽく
この春はワイドパンツがいろんなブランドからとにかくたくさん出ているので、今年らしいスタイリングを作るなら「バギーデニム」も欠かせません。バギーデニムはストンと直線的なシルエットなので、今回のスタイリングのようにボーイッシュなアイテムと合わせると、よりデニムのハンサムな特徴を引き出せると思います。
バギーデニムの選び方としては、普段穿いているデニムのサイズに縛られず、むしろあえて1、2サイズ上げてゆるっと穿いたほうが今っぽいシルエットが出せるはず。またお腹周りや腰周りもすっきり見えるという嬉しい効果も。ベルトで締めればウエストがゆるくても着られるので、ぜひサイズにこだわらず、程よくゆとりのあるシルエットが出るほうを選ぶのがおすすめです！
スタイリスト水野さんおすすめ！
お手頃価格のデニムが見つかるブランド
（中央）ハイライズワイドジーンズ￥13000／プラステ
（右）ハイウエストワイドルーズデニムパンツ￥20900／Ungrid
カーブデニムやバギーデニムなど、ややデザイン性の高いデニムは価格的に挑戦しやすいブランドから探すのも手です。今回紹介したミラ オーウェン、Ungrid、プラステ以外にも、シールーム・リンやスタイルミキサーのデニムも価格と質のバランスが良いので私はよくチェックしています。
次回は、一歩間違えると部屋着っぽく見えがちな「スウェットパンツとジョガーパンツをきれいめに穿くためのコツ」を水野さんに教えていただきます。お楽しみに！
＜お問合せ先＞
Ungrid tel. 03-5447-6531
カイタックインターナショナル tel. 03-5722-3684
カドー六本木ヒルズ店 tel. 03-6447-1239
ゲストリスト tel. 03-5728-8788
J＆M デヴィッドソン カスタマーセンター tel. 03-6809-2422
シンチ tel. 03-5761-6348
デパリエ 伊勢丹新宿店 tel. 03-3351-0005
ネブローニ https://nebulonie.jp/
ビルケンシュトック・ジャパン カスタマーサービス tel. 0476-50-2626
フォーティーン ショールーム tel. 03-5772-1304
プラステ tel. 0120-990-240
フラッパーズ tel. 03-5456-6866
ミラ オーウェン ルミネ新宿2店 tel. 03-6380-1184
ヤマニ tel. 03-5821-5044
撮影／川崎一貴（Ajoite）
スタイリング／水野利香
ヘア＆メイク／後藤若菜（ROI）
モデル／阪井まどか
構成・文／堂坂由香
Comment