――懐かしいですね。ミステリー作品ということで、お互いに謎だなと思う言動はありますか。

青木 パッと思いつかないんで、考えながら次の質問に答えますね。

――ありがとうございます。では、お二人がお好きなものをおすすめし合っていただけたらと思うのですが。

 僕はパンが好きで、実家が近所に5つぐらいパン屋さんがある奇跡的な立地なんです。

青木 現場でも、パン屋さんの話してくれたよね。

 はい。パン屋さん兼カフェで、このドラマの台本を読んだりもしてました。特にクロワッサンが好きで、青木さんにおすすめできたらなって。

青木 僕からは、奥くん美容に興味あるんじゃない? 肌がきれいだし。

 そうですね。

青木 僕、『犯罪都市』という韓国映画をやらせてもらって、最近も韓国に行ってて。僕自身は使わないんだけど、お土産でフェイスパックが喜ばれるんだよね。

 母親が使ってます!

青木 それと、最近ブラジルに行ったんで、今日お土産のコーヒー豆を持ってきたんだけども。

 え~、そんな! 嬉しいです。でも、豆を挽くんですよね……?

青木 そうやで。ドリップすればいいだけのパックだったら持ってこない。

 家にコーヒーミル、あったかな……。

青木 じゃあ、コーヒーミルもプレゼントする。

 それは申し訳ないです。今日帰りに、渋谷のロフトで買って帰ります!

青木 じゃあ、僕の名前で領収書もらっておいて。

 いやいやいや! きっと挽き方で味が変わるんですよね? 

青木 まずはそこは気にせず。ガリガリ挽くだけで、気分が変わるから。好きなクロワッサンと一緒に挽きたての豆で淹れたコーヒーをどうぞ。

 ありがとうございます!

 


――最後に、先ほどのミステリーなところという質問なのですが。

青木 奥くんのミステリーではないんですけど、ある現場で内片監督と「映像化不可能といわれている作品にはどんなものがあるのかな?」と話してたときに、この作品を挙げた当人が、プロデューサーになって、監督もして、映像化を推し進めたことが完全なるミステリーだなと。“映像化不可能”って言ってたのに!(笑)。完成作を見た時は感動しましたね。ものすごい到達点に達していましたから。

 


Hulu オリジナル「十角館の殺人」


3月 22 日(金)から Hulu で独占配信 
出演:奥 智哉 青木崇高 / 濱田マリ 池田鉄洋 前川泰之 河井青葉 / 草刈民代 角田晃広 仲村トオル
原作:綾辻行人『十角館の殺人』(講談社文庫)
監督:内片 輝
脚本:八津弘幸 早野 円 藤井香織
製作著作:日本テレビ©綾辻行人/講談社 ©NTV


撮影/塚田亮平
スタイリング/kawase136(奥さん)
ヘアメイク/MIZUHO(Vitamins・奥さん)、NANA(青木さん)
取材・文/小泉咲子
構成/山崎 恵